軍隊から次元武偵として引き抜かれたティアは幼い頃一緒に遊んだことがある星龍に腕を引かれて軍隊時代のスリットが入った軍服姿でフラクシナスを訪れたのであった。
もちろん星龍から幼馴染み達のことを聞いていたので一目で龍姫だとわかったのであった。
「ティア、元気だった。ヴァンさんに負けないくらいには強くなった?」
「小さい頃に会った時以来なのよ‼」
「この方は、鳴流神家、鳴流神龍姫の妹の一人、鳴流神真龍婭と申します」
「ティア・グランツ、ティアでいいわ え、妹(;゚Д゚)‼」
「では、ティアさん、フラクシナスをご案内させていただきます」
龍姫は幼い頃から武術をやっていたので戦闘バカな一面が出てしまい久しぶりにあったティアに実力が付いたのかと質問してしまったのであった。
もちろん龍姫はティアに女であることを口止めしているので周りにいるアドリビトムのメンバーにはばれていないのであった。
そこに白と紫の燕尾服風の軍服を着てナイスバディな肉体を隠して男装している真龍婭がティアに龍姫の妹だと自己紹介をしたのだが、ティアは真龍婭の醸し出すオーラに龍姫の妹だと疑ったのだが、真龍婭はフラクシナスに初めて来たティアを連れて艦内を案内することになったのであった。
「此処がトレーニングルームです。バーチャルシステムを用いた実戦形式の訓練を受けることが出来ます」
「なるほど、良い訓練になるわね」
「バーチャルシステムを用いているとは言え、下手すると危ないのでご注してください」
「当たり前よ‼」
元軍人のティアに真龍婭は早速フラクシナスに設けられているトレーニングルームを見せたのである。
今現在はアンジールが希望者をバーチャルシステムを用いた実戦形式の訓練を行っていたのである。
ティアは所属していた軍の訓練よりも質の高い訓練が出来ると心なしか喜んでいたので、生真面目な真龍婭はティアに下手に訓練すると危ないことを教えてティアは当たり前だと返して、次の施設に向かったのであった。
「此処が医務室です。今日の担当医は龍美先生ですね」
「あれ、久しぶり‼ 大きくなってね、これで満足しちゃダメだよ‼」
「きゃぁぁ‼ 何処触ってるの‼」
「お姉ちゃん、ティアとじゃれ合いはその辺にしないと」
「え、お姉ちゃん、と言うことは」
「鳴流神家、長女、鳴流神龍美だよ‼ あの頃はカロルくらいしかなかったのに」
フラクシナスの医務室にやってきたので担当医の名前が龍美になっていたので真龍婭が紹介したのだが、流石、絶剣龍神と言わざるを得ないと言う速さでティアの背後に回り込みティアの隠している胸を鷲掴みにしていたのであった。
真龍婭は龍美にじゃれ合いはその辺にするように注意して龍美は久しぶりの妹分との再会を喜んでいたのであった。