屋敷に迷い込んでしまった老人を外まで案内したお礼にもらったテレパイプで超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌのバーチャルフォレストのあの場所に転送された紅い長い髪に左利きであろう柄を左向きに後腰に差している少年と、保護者と言う名目で同行することになったフレンに似ている金髪碧眼の長身の侍ことガイは辺りを見渡して、
「ガイ、取り敢えず、街に行こうぜ」
「ああ、そうだな、此処に居ても仕方ないからな」
二人は取り敢えず街に向かったのであった。
そう簡単には行くはずもなく、
「ヌラ~」
「ガイ‼ 何だよこの魔物‼ 気持ちわりぃ~‼」
「知るかよ‼ 取り敢えず、片付けるぞ‼」
いきなりゲイムギョウ界特有の魔物のスライヌの群れに囲まれて剣を構えた瞬間、スライヌの群れが合体し始めて巨大なスライヌに変貌したので二人は片付けることにしたのである。
「双牙斬‼」
「魔神剣‼」
「ヌラ~‼」
「ふ、焦ったぜ、強そうなのは見かけだけかよ‼」
「道なりに進めば、街に出られるぞ‼」
二人は幼い頃から剣術をしていたようでゲイムギョウ界のスライヌ如きでは本気を出さずにスライヌが光になって行くのを見届けた二人は看板に書かれている通りに街を目指したのであった。
しばらくして、
「街に行きたいんだ、この道でいいのか?」
「はい、この道で合ってます、ちょうど街に戻るとこでしたのでご一緒に行きますか?」
「どうするガイ?」
「どうするって、オレ達この世界に来たばっかりだろ、お願いできるか? そうだ、オレの名は、ガイ、ガイ・セシルって言うんだ、よろしく」
「てっきり、フレンさんが変装してるのかと、ボクの名は鳴流神龍美って言います」
二人は街に続く街道に出た所で紺色の軍服をモチーフにしているジャケットに露出がなく下はカーゴパンツに安全靴の龍美と、茜色のロングコートに黒いTシャツを着て下は黒いカーゴパンツに安全靴の瑠美奈に運よく遭遇した二人は道を尋ねて送ってくれると言うので、ガイが自己紹介で龍美に握手を求めて龍美は握手したのであった。
龍美が握手した瞬間、
「ぶるぶる(T_T)/~~~」
「まさか、女だったのかΣ(゚Д゚)‼ ガイ、しっかりしろ‼」
「済まない、オレは女性恐怖症なんだ・・・」
「取り敢えず、話は教会に戻ってからしようか」
「そうしてくれた方が助かる・・・オレの名は、ルーク・フォン・ファブレ、よろしくな」
いきなり震え上がってしまい後ずさりをし始めたことで女性恐怖症と言うことがばれてしまったのでガイは龍美に謝罪したことで龍美が女であることが二人に知られてしまったが問題ないので二人を教会まで連れ還ることにしたのであった。