聖なる焔
アンジールが背負っているバスターソードを使わない理由を聞いたアドリビトムのメンバーは納得して依頼を受けるのであった。
しばらくして学校が終わった龍姫達が合流したのであった。
スキット:ルカと
ルカ「龍華って、書いてなって読むの?」
龍華「実は、ボクも「
イリア「ああ、もう‼ どうして、こうも同じ名前がいるのよ‼」
龍華「でしたら、ボクの事は、クラウドと呼んでください‼」
美龍飛「クラウドちゃん‼」
ルカ「うん、ボクもそうするよ、クラウド‼」
「ごめん、みんな」
「どこへ行くんだ?」
「ガイ‼」
「待て、オレも一緒に行く、おまえが一人行かせてたら面倒だ‼」
「それだと、ガイ」
「大丈夫だ‼ なんだろうと、オレはおまえの味方だろ‼」
キムラスカ・ランバルディア王国の首都「バチカル」から旅立とうした夕陽のように紅い長い髪に緑の瞳をした白い服にカーゴパンツにブーツを履いて、後腰には剣を帯刀している少年を、フレンと同じ金髪碧眼で左腰には日本刀を差している青年が立ちはだかったのであった。
紅い髪の少年は立ちはだかった男にガイと呼んだのであった。
ガイと呼ばれた青年はここまで来てしまったのならとことん一緒について行くと言うので赤い髪の少年はガイの身を案じたのだが本人は決めていたので仕方なく、
「これを使ったら、ゲイムギョウ界ってところに行ける」
「そうか、尚更行くしかねぇえよな‼」
「行こう‼」
紅い長い髪の少年が手に持っていたのは紛れもなくテレパイプでゲイムギョウ界に転送できる機種だったのである。
これを手に入れた経緯は数日前に遡る。
「退屈だ‼ 屋敷の外はどうなってるんだろうな?」
「おい、そこの坊主、済まんが道に迷ってしまったので、案内してくれんか?」
「道って、此処、人の屋敷だ‼ まぁ、爺さん、こっちだ‼」
「助かった、そうじゃ、御礼にこれをやろう、もし坊主が強くなりたいのなら、世界を知り、己の小ささを知ることじゃ、ほんじゃ、また会えることを楽しみにしてるぞ‼」
「なんだよ、あの爺さん、しかし、これを使えば屋敷から出られるのか、見つかったら没収されちまう‼」
屋敷で軟禁状態の生活を送っていたようで外の世界に憧れを抱いていたようで楽しみは師匠との剣術しかなかったのだが、いきなり入ってきた老人に屋敷の外に案内して欲しいと頼まれてしまったので渋々自分が動ける範囲で外まで案内したのであった。
老人を無事に屋敷の門まで案内した少年はお礼にテレパイプを貰って強くなりたないのなら外に出ろと諭されて、老人は街中に消えて行ったのを見届けた少年は貰ったテレパイプを道具袋にしまって部屋に戻ったのであった。