天夏達は全員集結して、いきなりの剣心直々の大仕事を言い渡されたのである。
内容は、ヒストリア島に応援に向かえという、着いてからやることはわかると言われてフラクシナスの転送ルームから転送したのであった。
「おっそい‼」
「はい‼」
「自己紹介は後‼ アンタ達‼ 空飛んで、城に向かったみんなをたすけにいきなさ~い‼」
「はい‼(カティアさん、お願いですから‼) 白き刃を持って、斬り裂け‼ サンクチュアリガード‼ 接続開始‼」
「偉大な古の竜よ。姿と力を辿り、再び地上に舞い降りよ‼ ドラゴニック・ディセンダント‼ 接続開始‼」
「解き放て、心の刃‼ カブキコウゴウ‼ 接続開始‼」
「オレも欲しい~」
「バイパーさん・・・」
ヒストリア島の飛行船乗り場に到着して早々に、街が大混乱に陥ってしまった所で、そこにナビゲーションしていたジョニー達が居たので、話を聞こうとしたが、カティアに怒鳴られて、オズマ達の救出に、神装機竜を纏って、助けに向かったのであった。
なぎさの神装機竜は、弥生と同じく和風な感じで、小太刀と投擲武器など装備された神装機竜で、朱音は、朱色の装甲に、左腰に日本刀型の武器が装備されて、拡張領域には、薙刀などが入っていたのであった。
朱音の神装機竜は弥生と同じく赤い竜の武将だった。
それを見ていたバイパーははしゃいでいたのであった。
「もうなんでよ~‼」
「‼」
「まずいっす‼」
「弟よ、落ち着くのだ‼」
「姉貴、それどころじゃ‼」
「ったく、ん? なんか来る‼」
敵の本拠地で脱出を図っていたアイリス達とダグラスとグレイブは、植物の魔物とかした、ルエル・サクラリッジから逃げていたのであった。
とりあえず、オズマは、テトラの弟分の翼竜で、スミレと顔見知りのペンタに跨って、別ルートで逃走していたのであった。
そんな時、天夏達は、神装機竜を纏い、空を飛んで救出にやって来てくれたのであった。
「どうやら、助けに来たらしいな、オレはいくぜ‼」
「待ちなさい、ダグラス‼」
「何だこりゃ!」
「神装機竜、ISより汎用性が優れているパワードスーツってとこね、説明は後‼」
「ちゃんと捕まっててくださいね‼」
「飛行船乗り場までお送りまします‼」
「待ってよ~みんな~」
「オレ様を置いて行くとは‼」
ナイスタイミングとばかりに神装機竜を纏った天夏達が壁を破壊して、ダグラス達と合流を果たしたのであった。
無事に脱出に成功した一行は、集合場所の飛行船乗り場に向かったのであった。
「一時はどうなるかと、思ったけど、助かった、わたしは、あなた達の先輩、ファルファラ、よろしくね」
「はい、オレは、天河天夏です」
「見つけた~‼」
「ぎにゃ~Σ(゚Д゚)‼」
「嘘だろ‼」
なんとか空には敵もいなかったのでそのまま飛行船乗り場に着陸して、救出したメンバー全員を下ろして、神装機竜を解除して、改めて自己紹介をしたのだが、グレイヴの相棒の犬、コテツが、天夏を見て、何かを言おうとした矢先に、魔物と化したルエルが姿を現したのであった。
とある島の領主の娘だったルエルは自ら元々壊れていると言ってたことを以前、フラクシナスで聞いていたのであった。
天夏達は、自分達を殺した張本人を目の前にしているが、もう受け入れていたのだ。
なぜ元から壊れていると発言したのかというと、
「血の病だったから‼ エピタフ様が」
「血の病、それって、白血病‼」
「骨髄移植で治せる可能性あるあの病気か?」
「あなた達の医療はそんなことをするのね」
「オレの「分ける」力で分けたのだが」
「うわぁっァ!」
「消えちまったΣ(゚Д゚)」
「ああ、助かったぜ、一夏‼ じゃなかった、天夏‼」
「はい、ユーリさん‼」
エデン島の領主の子として産まれたが産まれ持ち血の病、この世界では治療法がない、白血病で、それをエピタフが闇という物を埋め込んで生きていたのだと、言い残して消えて行ったのであった。