超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの御子神家に、龍琥達がなぎさの面倒を見に来たのであった。
天夏は、台所で、弥生ともに寄せ鍋をこしらえていたのであった。
「・・・此処どこ?」
「会いたかったぞ」
「誰?」
「わたしはおまえだ」
「?」
「どうやら時間だ、また夢で会おう」
世界中の迷宮で気を失ったなぎさは夢の中で銀髪で左眼に眼帯をしている、軍服の少女に対面したのであった。
そうなぎさは目の前にいた人物が、自分、ラウラであることに気づいていなかったのだ。
時間が来たと、現実世界に戻ったなぎさだった。
「目が覚めた、みんなご飯の用意できてるって」
「うん、行く‼ そういえばわたしの剣は?」
「ああ、弥生が預かっているよ」
「わかった、ありがとう‼」
星奈が介抱してたようで、なぎさが目を覚ましたので、下で夕飯の準備が出来ていると言うと、星奈に自分の愛剣のバスターソードはというと、弥生が預かっていると星奈がいい、下に降りて行ったのであった。
「龍琥‼」
「おばさんに失礼だぞ‼」
「そういえば、龍臣さんの妹だった」
「年下の叔母なのよね」
「その年で叔母って言う認識がスゲーけど」
なぎさにとっては、叔母になる龍琥達がやってきていたので、呼び捨てにしたところ、敬えと注意されてしまったので、天夏達は、自分と同年代の叔母に驚くしかなかったのであった。
「ねぇ、天夏達は、わたしのこと、何か知ってるの? 銀髪の眼帯の子がわたしだって ISって言う物について思いだしたんだ」
「いいのか、それを聞いたら?」
「わかってる、自分が、元ドイツ軍、黒兎隊隊長、ラウラ・ボーデヴィッヒだってことは」
「そうか、そこまで思いだしたら、分かるだろ、オレたちの事」
「もしかして、一夏‼」
「ああ、その通りだ、だが、オレは、織斑千冬と縁を切る、今の名前は、天河天夏、天夏でいい」
「うん‼」
「後は、鈴だけか?」
「明日、フラクシナスへ戻った方がいいだろ」
【弥生様の言う通りです、鈴様の居場所は、地球ですから】
「地球‼」
【その通り、日本のどこかってことはわかったんだけど、何せ、反応が薄い】
なぎさは記憶を取り戻したのであった。
自身がドイツ軍のドイツ人の遺伝子操作で産まれたクローンで親なしであることを、そして、目の前にいるのが一夏達だったこともすべて、思いだしたのであった。
そして、残るは、天夏の二人目の幼馴染、中国人、鳳鈴音だけになった、居場所はあいまいなのか、日本にいるようで、とりあえず、一泊し、フラクシナス経由で鈴を迎えに行くことにしたのであった。