超次元kurosu   作:天龍神

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誇り

フラクシナスに辿り着いたアドリビトムのメンバーのアーチェから自分達が居た世界ではマナと言う物質の代わりに星晶と言うものを発掘していると言うのであった。

 

星晶は地球で言う石油のような物だと言うのであった。

 

イアは星晶の代わりになる物が星晶とマナの代わりになると言う資料を持っているので各地を回っていたが結局、ジャッジ・ザ・ハードの出現で乗っていたバンエルティア号が航行不能になったのでフラクシナスを拠点にその活動をしているのである。

 

「なるほど、魔晄のようなものか?」

 

「魔晄?」

 

「魔晄と言うのは星に蓄えられた精神エネルギー即ち、天寿を全うした者の命がそこで新たなる命に生まれ変わることをライフストリームと言う」

 

「それじゃあ」

 

「ああ、星晶は無くなるとその土地は衰退するが、ライフストリームは逆に衰退している土地を修復するが意図的に吸い上げるとその土地は荒廃する」

 

「はい、星晶もそのような現象が出ているので」

 

アンジールは星晶が自身が浴びた魔晄と言う物質に似ていたのでそれを用いて魔晄とライフストリームについて知っている限りでその場にいたアドリビトムのメンバーに教えることにしたのである。

 

やはり、アドリビトムのメンバーも魔晄に似ていると思っていたのであった。

 

「さっきから、ソルジャーって言っているけど、ソルジャーって兵士って意味じゃない?」

 

「確かにな、おまえ達で言うソルジャーはそうだろうな、ソルジャーは産まれ持ちの奴以外は魔晄を浴びると、青い瞳になり、身体能力が向上するが、一つ間違えば魔物化する」

 

「それじゃあ」

 

「ああ、魔物化した人間は龍美達ならなんとか出来る」

 

「よかった、もしわたしが魔晄を浴びるようなことになったらどうしようかと、だから、その大きな剣が使えるんですね」

 

アーチェはアンジールがソルジャーと言っているので気になっていたので質問したところ、魔晄を浴びると青い瞳に変化して、身体能力が向上した問題のない存在がソルジャーと呼ばれると言うと答えたのである。

 

 

クリスは魔晄を浴びると魔物化すると聞いて驚いてしまったがアンジールから龍美達なら治せると言ったので一安心していたのであった。

 

クリスはアンジールが背負っている直刀片刃の刀身の根元には何かを嵌める穴が開いている大剣「バスターソード」が使えることに納得していたのであった。

 

「そう言えば、さっき使ってないですよね」

 

「言ってなかったな、使うと汚れる、欠ける、磨り減る」

 

「剣なんて斬っているうちに汚れるのは当たり前でしょ‼」

 

「アンジールさんは、あの剣を大切にしたいから、オレ達が使っている長さの剣を使っているだよ」

 

「スタンの言う通りだ」

 

星也はさっき一緒に行って戦闘をした際にアンジールが背負っているバスターソードではなく態々、ロングソードで戦っていたことを思いだしたのであった。

 

アンジールは亡き父の誇りであるがザックスからクラウドに受け継がれた際には龍華達の合体神機になってしまったのでこれは天界で複製された剣なのだがアンジール取っては大切なものである以上はあまり使いたくないと言うのであった。

 

 

 

 

 


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