超次元kurosu   作:天龍神

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狂い咲く桜

なぎさの依頼を手伝うことになった天夏達は目的地の世界中の迷宮に潜入して、魔物を倒しながら、最深部に向かったのであった。

 

スキット:なぎさの武器

 

天夏「なぎさ、まさか、その大剣が」

 

なぎさ「うん、一応、格闘術とかできるよ」

 

弥生「バスターソードか、かっこいいよな」

 

星奈「オーダーメイドだもんね」

 

スミレ「そうなの‼」

 

なぎさ「うん‼」

 

「此処が最深部か?」

 

「あれ、なんだろう?」

 

「もしかして‼」

 

世界中の迷宮の最深部に到着した天夏達を待っていたのは、ルウィーでは珍しい桜が風もないのに舞っていたのであった。

 

なぎさが奥の台座に何かあることに気付き、近づいて行ったので、天夏達がその方向を見ると、桜色の拵えの日本刀が刺さっていたのであった。

 

天夏はそれが神装機竜だと気づいたのであった。

 

その時だった。

 

「あはっははは‼ これでも喰らいな‼」

 

「天夏‼」

 

「なぎさ‼ その刀を‼」

 

「うん‼」

 

「そうは行くかよ‼」

 

フードを被った少女、元犯罪組織マジェコンヌ戦闘員、リンダが神装機竜を奪いにやって来て、エネミーディスクを放り投げて、魔物を放出したのであった。

 

バルバトスにコテンパンにされて懲りたこと思ったのだが、いまだにマジック・ザ・ハードのもとで働いているという生活を送っていたのであった。

 

天夏達は、リンダがエネミーディスクから放出した魔物でなぎさと分担されてしまったのだ。

 

天夏はなぎさに台座に刺さっている日本刀を死守しろと指示を飛ばして、リンダと刃を交えていたのであった。

 

「ガキが‼」

 

「ガキ言って言うけど、わたしと変わらないよ‼ 魔神剣‼」

 

「よっしゃ‼」

 

「しまった‼」

 

なぎさのバスターソードの隙を突いて、リンダが、台座に刺さっていた刀の柄を掴んでしまったのであった。

 

万事休すと、思われた、だが、それはリンダにとって、とんでもないものが帰って来たのであった。

 

「ぎゃぁっぁぁぁぁ‼」

 

「‼」

 

【妾は、おまえのような者に使われると思うか、なぎさ、妾を】

 

「うん‼ きゃぁぁぁぁ‼」

 

「なぎさ‼」

 

そうリンダが柄を掴んだが、素質が無かったのかリンダが電気ショックを受けて気絶してしまったのだ。

 

そして、日本刀に宿りし龍が、なぎさを主として認めて、なぎさはバスターソードを放り投げて、台座に刺さっている日本刀の柄を力強く握り、引き抜いて、頭の中に忘れていた物が流れ込んできたのであった。

 

「気を失ってるだけみたい」

 

「バスターソードは、粒子化すれば持ち運べるか、そっちはどうするんだ?」

 

「おぼえてろ~Σ(゚Д゚)‼」

 

「逃げちゃったΣ(゚Д゚) とりあえず、なぎさを休ませないと、家に戻ろう‼」

 

どうやら気を失ってしまったらしくなぎさは、弥生が背負って、地上まで一方通行のワープゾーンを使って地上に出て、神装機竜を装着し、御子神家に戻ったのであった。

 

鍵は、なぎさが持っていたので、それで開けて中に入り、

 

「天夏は、居間で待ってろ」

 

「ああ、分かった」

 

なぎさを女性陣に任せて、天夏は、リビングで待つことになったのであった。

 

 


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