天夏と弥生は自分がISの開発者とISの世界最強の妹と弟だということ、織斑一夏と篠ノ之箒であると、シズク達に明かしたのであった。
「お願い、ISについて話してくれる?」
「わかりました、ISに自分が知っている範囲で話します」
カスミは義妹と天夏のとんでもないカミングアウトに目もくれず、まずはISについて話を聞くことにしたのであった。
天夏と弥生のISについての説明会が開かれたのであった。
弥生が、篠ノ之箒だったころ、日本政府に、ISの開発者の妹と言う理由で保護プログラムと言う名目の監視軟禁などの仕打ちを受けていたことを明かして、天夏は、ISの世界最強の姉と見比べ、世間から問題児扱いを受けて、強制的にISを起動させただけで、IS学園に入学させられたことを話したのであった。
「惨い‼」
「日本政府は、とんでもない所ってことはわかったよ‼」
「はい、弥生様は、今まで、お辛いかったのですね」
「箒でいい」
「いいわけないでしょ‼ あなたはもう、篠ノ之束の妹、篠ノ之箒じゃないでしょ、わたしの妹、ヤヨイ・アサミヤでしょ‼」
「うん、ありがとう」
「天神様の刀が‼」
【弥生様、行きましょう‼】
「これ」
「持って行きなさい、弥生」
「ああ、ちょっくら‼ 行ってくる‼」
「何か、弥生様が変わりすぎてますけど(´・ω・`)」
「反動が大きかったのでは?」
話を聞いたシズク達は完全に日本政府に怒りを剥き出しにしており、今にも日本政府を潰しに行くまでになっていたので、朝宮父が諭して事なきを得て、カスミが、義妹に抱きつき、篠ノ之束の妹、篠ノ之箒ではなく、カスミ・アサミヤの妹、ヤヨイ・アサミヤなのだと言った瞬間、天神様の社に戻していた紅色の拵えの刀が飛んできて、また、弥生の手に戻ったので、正式に、その刀の継承者になったのであった。
紅色の刀に宿った龍が姿を見せて、弥生に付いて行くと言って、姿を消した瞬間、弥生は半ば吹っ切れたのか、または軟禁生活の反動で、言動が、以前より、男の天夏とイサミとアマタすら驚くくらいに、どこぞのゲーム会社のディレクターと言うくらいな、大胆な性格になってしまったのであった。
流石の幼馴染の天夏でも驚くしかなかったのは言うまでもなかった。
この時瞳の色が、カスミと同じ、赤紫色に変化していたのであった。
流石に今から仲間達を探しに行くのは遅いので、明日にすることになったのであった。
「これから、よろしくな‼ 天夏‼」
「‼」
「もう‼ 場所を考えなさい‼」
「お父さん‼ 孫が見れますよ‼」
弥生は天夏に、改めて、朝宮弥生として言葉を交わして、なんと同等と、天夏の唇を奪ったのであった。
キャトラが突っ込んだのだった。