IS学園襲撃事件で、魔物にこの世で最強と思っていたISが通用しないということを目の当たりにしていたIS学園教師達は、頭を抱えていたのであった。
中には、完全に、龍美達を非難する者が多く、学園長、轡木十蔵は、心底、この女尊男卑の世にどうにかならないかと考えていたのであった。
今はちょうど生徒達がいない時間帯、
「こんにちは、轡木学園長」
「もしや、剣心か、すまん、ここは」
「長居するつもりはないけど」
「あぐぐぐ‼」
「更識家の暗部を、で話があるのだろ?」
「ええ」
そこに、剣心が扉を通らず姿を見せたのであった。
轡木は以前、剣心に世話になったことがあったらしい、偶に剣心がこうして、IS学園の裏事情を調査に来ているのだが、今回は、更識盾無こと、更識家長女、刀奈が剣心の妖術で拘束されていたのであった。
轡木が話を持ちかけることにしたのであった。
「何‼ その話は」
「ちょっと、そんなことをしてしまったら‼」
「ええ、ISなんて、今じゃ、ただの鉄屑同然、そう、わたしから見ればね」
「これは、向こうからの提案、やるか、やらないかは、轡木さんの意志です。ではこの辺で、それと、あなたにこの話、黙ってもらうから」
「はい・・・」
どうやら、剣心は、ISの限界を見抜いていたことを話し、いずれ来るエピタフ達の襲撃に備えるためには、ある計画をするしかないと提案していた、とある学長からの伝言を轡木に託し、楯無は黙ってるしかできなかったのは言うまでもなかった。
「朱音の料理、美味しいわ」
「ありがとう、お義母さん(どうして、あたし、こんな料理が出来るんだろ?)」
「大丈夫、もし記憶が戻ったとしても、ここが朱音の帰ってくる場所なんだから」
「うん、お姉ちゃん」
明神家出も夕飯にしているようで、今日は、旧姓、鳳、旧名、鈴音こと、明神朱音は今日の夕飯の料理を作ってみたところ、家族に好評だったのであった。
何故、自分がこのような中華料理が主にできるのだろうと考えていたのであった。
「そういえば、服はどうする?」
「わたしのお古でいいなら、あるけど」
「はい‼」
朱音は現在、IS学園の制服を着ているがそれ以外で服は、IS学園が故郷の中国に送ってしまったので、今着ているIS学園のしか持ってなかったので、義姉、恵都は自分のお古を上げることにしたのであった。
「まさか、久しぶり帰って来たら、妹が出来てたなんて」
「・・・・」
「カスミ、可愛い妹が出来てうれしい癖にね」
「もう‼」
クジョウ島の朝宮家に保護された、旧姓、篠ノ之、旧名、箒こと、朝宮弥生は、初めて、義姉のカスミと対面したのであった。