サンクトフィード島に転生したが、龍美が転生させる際に、記憶を消したことで、銃の扱いすらままならない状態のセシリアは、自分と容姿が似ている、アンナ・セイグリッドに保護されて、その両親とご対面を果たしたのであった。
いきなりの対面だったので怯えだしたので、黒神のメイド、チェルシーが落ち着かせていたのであった。
「落ち着いたようだね、わたしはこの屋敷の主で、君を保護したアンナの父だ」
「わたしは・・・」
「余程、つらい思いをしてきたのですね、記憶が戻ったところで行く宛が無いのでしょ、そうだわ‼ 今日から、わたし達の娘ですわ‼」
「ってこは、わたくしに妹が出来るのですね(^_-)-☆ 今日から不束な姉ですが、よろしくですわ‼ その前に名前が無いと、呼べないですし、あ、そういえば、龍姫達の国の言葉でいい名前になるのがありましたわ、スミレはどうでしょう、龍姫達の母国、日本の花の名前らしいのですわ‼」
「スミレ、ありがとうございます。わたしのような見知らぬ者を養子に迎え入れてくださったことは感謝します」
「もう、遠慮はいらないのですわ‼ 何があろうと、この、アンナの目が黒い内は、絶対に傷つけませんわ‼」
「そういえば、わたしの着ていた服は?」
「それでしたっら、わたしどもで、洗濯しました、もちろんポケットに入っていたものは全部、抜き取って、そこの化粧台の引き出しにお入れしました‼」
「ありがとう、チェルシー(なぜ、このメイドの名前に違和感があるのだろう?)」
セイグリッド夫妻は落ち着いているがまだ怯えているが、話が聞けるまでに至ったので、セイグリッド公爵はセシリアに自己紹介をしたのであった。
記憶を失くしている以上、「セシリア・オルコット」という名前が言えなかった理由を察したのか、セイグリッド夫人は、このまま、養子として迎え入れることを提案して、アンナが、以前、一緒に仕事をした際に龍姫から日本について教えてもらい、そして、花の図鑑を貰ったので、ページを開き、スミレと言う、紫色系統の花を咲かせる花を見て、それを、そのまま名前にすることにしたのであった。
その花の名前が気に入ったので、「セシリア・オルコット」改め「スミレ・セイグリッド」として生きることにしたのであった。
来ていた服つまりIS学園制服はチェルシーがポケットの中身を取り出して、洗濯して、、干したと言い、ポケット入っていた物はすべて、化粧台の引き出しにしまったと答えたのであった。