超次元kurosu   作:天龍神

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いずこへ

天河天夏こと、旧姓、織斑、旧名、一夏は二年前の事からすべて、義父、悠馬に全て話したのであった。

 

悠馬は天夏にある言葉を言うことにしたのであった。

 

その言葉は、

 

「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ。しかしそれは同時に善でもある。

そして最も恐れるもの。勝たねばならない敵、それは自分の心だ。この言葉は万国共通なんだろうな」

 

「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ。しかしそれは同時に善でもある。

そして最も恐れるもの。勝たねばならない敵、それは自分の心だ、か、あいつが聞いたらどんな行動するだろうな?」

 

「さて、今日も遅い、天夏、次元武偵のことは明日にした方がいい」

 

「そうだな、で、オレが寝る部屋どうすんだ?」

 

「おまえの部屋はこっちだ(; ・`д・´)‼」

 

「なんで、怒ってるんだ(´・ω・`)?」

 

そうあの言葉で、どんな世界だろうと心には、「善」と「悪」付き纏う、それは切っても切れないのである。

 

天夏はそれを始めて聞いたのである。

 

その言葉を自分の心中に仕舞い込んで、生活する部屋がわからなかったので、その場で立ち尽くしていたら、手伝いに来ている座敷童女の神名が不機嫌な顔で、天夏を部屋まで案内したのであった。

 

天河家は木造建築の二階建てで、今は一番上の長女は結婚して、巣立ち、長男は結婚して、嫁さんの実家に住んでいるらしく、次期当主と言うのは受けるのである。

 

なので、天夏は長女が使っていた部屋で生活することになったのであった。

 

もちろん、幾ら野井原の地が田舎だと言え、ちゃんと、Wi-Fi完備なので、インターネットも出来る環境になっているのであった。

 

「探しに行くにしても、何処に行けば?」

 

【天夏、我の仲間の反応がわかったぞ、クジョウ島だ】

 

「どこ?」

 

【異世界だ、とりあえず、今日は休め、まずは、従姉妹に接触するところからだ】

 

「ああ、待ってろ、箒‼ 鈴‼ セシリア‼ シャル‼ ラウラ‼」

 

不機嫌な神名に案内された部屋は以前、天河家の長女が使っていた部屋だが、今はすべて嫁入りの際に、持って行ってしまったらしく、文机と15インチのテレビがあるだけの一人でも十分なほど広い部屋の和室で、もう既に布団が敷かれていたので、天夏は待機状態のサンクチュアリガードを置いて、箒達を探す当てがないことを思いだしていたが、サンクチュアリガードが、自身と同じ神装機竜がいる場所がわかったらしく、そこはフラクシナス経由でないといけない異世界であるというので、天夏は今日は休むことにしたのであった。

 

「ただいま‼ アンナ」

 

「あ、お父様、お母様、折り入ってお話があるのです、チェルシー、説明を‼」

 

「はっははい‼ 実はお嬢様とわたしが、いつものようにピクニックへ向かっていたのですが、そこで行き倒れを保護しました‼」

 

「なるほど、その行き倒れはどのような出で立ちなのだ?」

 

「それが、わたくしと同じ金色の長い髪に、青い瞳の子ですわ、ですが、保護されるまでの記憶を失っているのですわ‼」

 

「なんと‼ 済まない、母さんも一緒に来てくれ‼」

 

「そうね、チェルシー、ウィリアム、そこのところへ案内して‼」

 

ウィリアム&チェルシー「かしこまりました‼ こちらです‼」

 

セイグリッド領、サンクトフィード島のセイグリッド家の屋敷に、アンナの両親が帰って来たのであった。

 

使用人達と一緒に出迎えた愛娘、アンナが深刻な顔で話があるというので、アンナ父は娘の話を聞くことにしたのであった。

 

だが、説明は、黒神のメイド、チェルシーがすることになったのだが、チェルシーはセシリアを保護する過程に至った経緯を嘘偽りなしに説明したのであった。

 

そして、アンナ父はセシリアの容姿はと訊ねると、娘アンナが、自分と同じ金髪碧眼で、記憶喪失であると説明したのであった。

 

それを聞いたセイグリッド夫妻は驚き、チェルシーと執事、ウィリアムにセシリアがいる部屋に案内するように言い、部屋に向かったのであった。

 


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