ステラ・ヴァーミリオン改め、神崎祐姫となって、自分を実の子様に愛してくれている一家ともに食卓を囲んでいるのだが、養子になったので、遠慮しないで良いと言われたので、転生してからというのも、何も食べてなかった、祐姫は遠慮していたのだが、
「お姉ちゃん、よく食べるね、まるでリッドさんとエルさんみたい」
「あんなに良い肉体なのに、まだ大きくなるのか?(特に胸・・・)」
「和真、あんた、ラッキースケベしたことあるんでしょ、わたしもされたからわかるわよ、お姉ちゃんに相談しなさい‼」
「うふふ、元気になったみたいでよかったわ」
「そうだな、祐姫、次元武偵の資格を取ってみないか?」
「ごっくん‼ お父さん、さっきからその次元武偵ってなに?」
「簡単に言えば、武器などの所持を認めらた、逮捕権がある探偵ってところかしら、そのなかでもラタトスクは精鋭揃いで、この子達も、ラタトスクのメンバーよ」
「嘘でしょΣ(゚Д゚)‼」
「固有霊装が使えないお姉ちゃんでは、龍音お姉さまどころか、わたしにも勝てるかどうか心配だけど」
「げ‼ なんで固有霊装が使えないことがばれてんのΣ(゚Д゚)」
「美緒はそういうのに気が付きやすいんだよ」
「母さん譲りの能力だもんな」
元気になったことで食欲が爆発したのか、転生前と同じくらいに大食感になってしまいその喰いっぷりを見た兄妹は絶句して、美緒はアドリビトム組のリッドといい勝負できると評していたのであった。
祐姫は一輝に着替え中に間違えて部屋に入ってこられたラッキースケベの被害者なのか、義弟の和真がラッキースケベを犯していることに気づいていたのであった。
固有霊装が使えない今、義父、修司から次元武偵の資格を取ってみたらどうかと薦められて、次元武偵のこと、そして弟達が、次元武偵の精鋭が集まっているラタトスクのメンバーであることを聞き、祐姫も次元武偵になることにしたのであった。
「あ~食べた」
「お姉ちゃん、一緒に寝よう‼」
「あれ、さっきお姉さまって言ってなかった?」
「実は、お姉ちゃんのほうがいいかなって」
「悪くないわね、今日からよろしくね、美緒」
夕飯を堪能した祐姫は今日から生活を送る部屋のベッドに腰掛けていると、美緒が添い寝をしに来たのであった。
そして、姉妹になった二人は添い寝をして就寝したのであった。
遡ること、数時間前、
「大将、この刀が」
「これは‼」
「‼(なんだ、オレに語りかけてくるのは)」
【待っていたぞ、主、守りたい力がいるのであれば、我を】
「なるほど、そう言ことか、あの子達ではなく、一夏を選んだのか、白龍」
【久しぶりだな、ISという物が現れてから、女尊男卑の世になってしまったのだな、一夏、主と認めよう、誓いの為に、我を存分に振るうがいい】
「オレが、この刀の主」
野井原の地の天河家に保護された織斑一夏を伴って、龍美達の得物が保管されている蔵に保管されていた、二尺二寸の蒼白の日本刀は眩しいくらいの光を放ちながら、東洋の白龍が姿を現して、一夏を継承者として、認めて、一夏の手に収まったのであった。