IS学園組の転生が行われていると同時に行われている龍月が担当している転生の間に、黒鉄一輝とステラ・ヴァーミリオンがやって来て、着物姿で仮面で顔を隠している龍月こと綾御前が転生の儀式を執り行うことになったのである。
相変わらずの天然を繰り出す一輝に突っ込みまくるステラを見て、龍月こと綾御前はくすくすと笑っていたのであった。
「さてと、黒鉄一輝さん、あなたにこれをお渡しします」
「なんだ、この光は?」
「それと、ステラさんも何かご希望がございましたら、力の限り、お受けします」
「そうね、髪色を地毛を金髪になりたないと思ったけど、このままでいい、一輝と一緒ならどんなことでも乗り越えていけるし‼」
「うふふ、良い夫婦になれますよ、では、ご武運を‼」
綾御前が光の球体を黒鉄一輝の体内に入れて、ステラ・ヴァーミリオンに何か転生の特権はいらないのかと丁寧語で質問したところ一輝がいるならどこでもいいと言ったので、綾御前、龍月が良き旅路へと誘ったのであった。
「ステラ、例え、姿が変わろうと、必ず会いに行く‼」
「ええ、絶対よ‼」
二人は別の場所に転生をするようで、絶対に会いに行くと誓いを立てて、二人は光の小舟に乗って行ったのであった。
「なんだ?」
「何か落ちてきた(゚Д゚)ノ!」
「此処はどこ?」
「とりあえず、家に連れ帰った方がいいな、立てるか?」
「はい‼」
黒鉄一輝は、とある屋敷の庭にゆっくりと落ちてきたのである。
それを目撃した男性は、気を失っている黒鉄一輝に駆け寄って、目を覚ましたので、歩けるかと質問された黒鉄一輝は歩けるのだが、なんだか体に力が入らないのが、なんとか、男性の家に到着したのであった。
「そうだ、わたしは、黒神龍次郎」
「オレは、黒鉄一輝です」
「可愛い顔して、カッコイイ名前だな」
「え? すいません、鏡見せてくれませんか?」
「あ、いいよ」
「失礼します」
男性の家は二階建ての庭がある一軒家で、名前は、黒神龍次郎という人物で、黒鉄一輝も名乗ったのだが、主である龍次郎に女の子ような顔だと言われたので、なんでだろうと思い、鏡を貸して貰うことにしたので、龍次郎に断って、洗面台に向かったのである。
「嘘(゚Д゚)ノ‼ オレ・・・よかった」
一輝は洗面台の鏡で自分の顔を見ると、なんと女に見るくらい中性的な顔立ちになっており、髪も背中の中間まで伸びており、つやつやになっていたのであった。
幸い肉体は男のままだったが、一五歳くらいになってしまったのであった。