七星武祭選抜会場に無事に到着して、黒鉄一輝を保護するために桐原静矢との試合に乱入して、桐原静矢は矢をルーシーの立っていた近くに放ったので、完全に殺す気だったのだが、冬龍と夏龍に殺気がダダ漏れだったのと、余裕からくる優越感を表す高笑いで居場所を察知されて、冬龍に逆に狩人の森の大木を利用されて、泣きわめく、失禁、命乞い、さらに、夏龍が小学生だとわかった瞬間の大人気ない遠距離戦への移行、だが、それは転移術が使える夏龍には無意味で、落ち着かれて、ローキックを喰らって、のたうち回っているのであった。
だが、黒鉄一輝の埋め込まれた瘴気が暴走し、一回は冬龍が治癒術で抑え込んだが、闇の幹部、ピエロのような姿の人物、エピタフが姿を見せて会場は大騒ぎになり、また、黒鉄一輝に瘴気を流し込んで暴走させて、瘴気の魔人と化したのだが、叔母に一喝された冬龍が、ワンフレーズだけ歌って、一輝の体内に流し込まれた瘴気を浄化し、思ってもない強力な助っ人、レナが駆けつけてくれて、桐原静矢は以外に、自動回復を施したのであった。
「最弱を持って、おまえの最強を打ち破る‼」
「ぎゃははははは‼」
「とうとう、自分の立場が危なくなって、おかしくなちゃったのかしら?」
「違う‼」
「流石‼ ガキは物分かりが良いですね、黒鉄一輝に仕込んだ瘴気はまだあるんですよ‼」
「何‼ う‼」
「一輝(さん)お兄ちゃん‼」
「逃げろ・・・殺す(殺してくれ)白の巫女」
「ぎゃははっはは‼」
一気に形勢逆転したかに見えたのだが、エピタフが急に笑い出した瞬間、何やら呟き、また一輝が蹲って、自我を失いかけていたのであった。
冬龍が気づいたときはもう既に後の祭りで、一輝はまた元の姿のまま、操られてしまったのであった。
そして漆黒の日本刀を正眼に構えながら自分を殺して欲しいとステラVに頼みだしたのであった。
その光景を見ていた夏龍に斬りかかられたエピタフがまた姿を晦ましたのであった。
「やるしかないの‼」
「こ・・・ろ・・・す‼」
「お兄ちゃん‼ やめて‼」
「レナの能力でも無理なのか‼」
「ボク達の歌でも効果が無い‼」
エピタフを追いたいが、エピタフの方が次元移動で逃げてしまい、一輝が完全に気絶させるしかなかった。
冬龍達に一輝を戦わせるわけにはいかなかったステラ・ヴァーミリオンは、スタンのソーディアン「ディムロス」のような炎を纏った剣を実体化し、構えたのであった。
完全に、刺し違う覚悟で。