黒鉄巌はヨーゼフに頼み、我が子である、一輝を実験台に提供し、体内にいつ魔物化してもおかしくない量の瘴気を取り込ませたというのである。
「あんた‼ 自分の子どもがどうなってもいいのかよ‼」
「ふん‼ あんなできそこない知らん‼」
「そうか、わりぃが、アンタら一家、全員逮捕しちまったからな」
「なんだと(゚Д゚)ノ‼」
「出るわ出るわ‼ 脱税に、裏金の帳簿‼」
「おのれ~‼」
流石の治安部隊員でもこれには怒りを隠せないようで、叱咤したが被疑者である、黒鉄巌は勝ち誇ったかのような顔でいたので、自宅のガサ入れで余罪の証拠がてんこ盛り出たと明かした瞬間、目の色を変えた黒鉄巌だった。
「冬龍、行くぜ‼」
「わかったなのだ‼」
「ふはははっはは‼ ボクの
七星武祭の選抜戦で今まさに、黒鉄一輝VS桐原静矢が試合を行っていたのだが、夏龍が桐原が完全に、黒鉄一輝を殺すことに気付いたので、桐原静矢が使った狩人の森が発動したと同時に、会場の観客にばれないように、散っていた冬龍とルーシーに合図を送って、桐原静矢の狩人の森に特攻していったのである。
「君達‼」
「一輝さん‼」
「危ないのだ‼」
「あっちは、オレたちには興味ないだろうし、それに、完全に、相手、ちびってるよな」
「うん、変なにおいがしてきたよ‼」
「さて、ここは、ボクに任せて、夢幻召喚‼ バーサーカ‼」
「あの~試合中なんだけど‼」
「ルーシー、これ、あそこに投げて‼」
「まかせろなのだ‼」
もちろん黒鉄一輝を失格にしているのだが、命には代えられない以上、病む終えないので、何とか保護対象の、黒鉄一輝を見つけたのは良いが、ルーシーの足元に矢が飛んできたが、完全に相手の桐原静矢は、冬龍達のことに興味がなかったので、それが災いしたか、ほっとしたのか、ちびったらしく、その匂いに夏龍が気づいたので、敢て、矢を放つ方向を言うという馬鹿丸出しの戦法だったこともあり、尚且つ、雑木林を作り上げてしまったことで、冬龍がバーサーカーのカードで、義母、フェイトのバリアジャケットを装着し、近くの大木を斧形態にしたバルディッシュで伐採して、怪力のルーシーが冬龍が指示した方向に投げたのであった。
すると、冬龍の読み通り、
「にぎゃあぁっぁぁっぁ(゚Д゚)ノ‼」
「死んだの(゚Д゚)ノ‼」
「避けたみたいだな」
「ガキが‼」
「武器はいらねえな‼」
「ボキッ‼」
桐原の悲鳴が聞こえてきたので、夏龍が近づくと、ルーシーが投げ飛ばした大木を間一髪で避けて、おもらしをしている眼鏡を掛けた男子生徒、桐原静矢が居て、夏龍を見るなり完全に子どもと見下していたので、自分が得意な遠距離戦に持ちこもうとしたが、それが桐原静矢が墓穴を掘った瞬間だった、それを見逃すほど、馬鹿ではない、夏龍は、アーチャーのカードで具現化した存在である自分が、弓での勝負は完全に手加減が出来ないので、敢て、逃げ出す前に、ローキックを繰り出して、桐原静矢の右足を蹴り、如何にも鈍器で殴ったような音がした瞬間、
「にgyぁぁぁぁあくぇrちゅいおp(゚Д゚)ノ‼」
「ガキに蹴られたくらいで折れるのか、最近の高校生って」
「なんと‼ 乱入者は‼ 子供だ‼」
どうやら、完全に折れてしまったようで、発動していた狩人の森が消えていたので、実況席及び観客席から完全に丸見えになってしまったのであった。
桐原静矢の醜態及び失禁、そして小学生に完全敗北したという桐原静矢と言う男が公衆の面前に晒されたのであった。