明の姉の家に「鳳鈴音」が転生し、保護された頃、超神次元ゲイムギョウ界に光の小舟に乗せられた転生者が舞い降りたのであった。
「ねぇ、起きて、風邪ひくよ‼」
「どうしよう‼ 太陽‼ 月華‼ ランスロット‼」
「マスター‼ 人が倒れてる、部屋に運んで置くよ」
「任せた‼」
「もう‼ お姉ちゃん<`~´>‼‼」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイション郊外に佇む二階建ての一軒家の我が家に帰って来ていた龍翔夫妻と太陽と月華とランスロットは部屋に荷物を置いていたらしく、なのはが外を見ていたことで気を失っている「シャルロット・デュノア」を見つけたのであった。
龍美は敢て、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに転生させることで、空龍となのは夫妻に見つけさせることによって新しい家族として扱ってくれることを願っていたのであった。
なのはが気を失って行き倒れ同然で倒れていた「シャルロット・デュノア」を見つけたので、すぐさま、太陽達を呼んで部屋に運ばせたのであった。
「・・・う~ん」
「目が覚めたんだね」
「此処は?」
「ちょっと待って、今、マスター呼んでくるから」
「?」
部屋のベッドで寝かされていた「シャルロット」が目を覚ましたので、太陽のサーヴァントのランスロットは、介抱していたようで、「シャルロット」が目が覚ましたことをマスターである太陽達を呼びに向かったのであった。
「シャルロット」は、見慣れない部屋の装飾を見渡しながら考えていたのであった。
「起きたんだ、わたしは、なのは、獅子神なのは、名前は?」
「あれ、思い出せない・・・」
「それって、記憶喪失、ちょっと、見せてね(神様になってこの力を使うのって、始めてだから緊張するな)」
「・・・・(なんだろう、ボク、この人の声、聞き覚えが・・・)」
見渡していたら、そこに、主の妻であり、声が、篠ノ之束と似ている人物、旧姓高町、今は、獅子神なのはがランスロットに連れらて部屋に入ってきたのである。
なのはが自己紹介をしたので名乗ろうとしたが、案の定、龍美が記憶に封印を施していたようで、自分の名前すら思い出せない状態を見たなのはは、龍神になって初めての他人の記憶を垣間見ることになったのであった。
でなのはが見たものは、
「お母さん‼ わ~ん‼」
「そっか、お父さんに道具として産まれたんだ」
デュノア社長の愛人のことして生を受けて、父親の愛情を知らず、言われるがまま、一夏のISのデータを盗み出そうとするが、失敗して、そして女であることが公になって、見捨てられたが、一夏達と出会い、そして、今に至ることを知ったなのはが取った行動は、
「え‼」
「苦しかったね、もう大丈夫」
「え、暖かい」
「今日から、君の、ママになってあげる‼」
「でも・・・」
【シャルロット・デュノア】に抱きつき、そして、なのはは養子として迎え入れると言ったのであった。
「主様‼」
超神次元ゲイムギョウ界のラステイションのとある洞窟に隠されている日本刀に宿りし龍の魂が主の到着を心待ちにしていたのであった。