超次元kurosu   作:天龍神

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代理転生Ⅱ セイグリッド家

数日前にルエル・サクラリッジtネルガルの襲撃を受けて命を落とした一夏達を新たな地に転生させる大仕事を、襲撃を阻止できなかった処罰と言う名目で龍美が振袖姿に仮面を被って敬語で行っていたのである。

 

命を落としたことを知った一夏達は、鈴は暴走し、シャルロットは体育座りで落胆し、箒は魂が抜けたかのようになっており、ラウラと一夏はそれを収めるために必死になっていたのであった。

 

セシリアに至っては両親に会いに行かんという顔になっていたのであった。

 

相変わらずにぎやかな風景に仕事を忘れそうになっている鈴鹿御前の龍美は気を取り直して、

 

「落ち着きましたか(年下に敬語で話すの、慣れないな)?」

 

一夏達一同「はい。お見苦しい所をお見せしてすいませんでした‼」

 

「本来ならば、一人一人、要望を行くのですが、どうやらお時間が来たようです」

 

「なぁ、俺達、また、会えるよな?」

 

「当たり前だ‼ どんな所に転生されても、一夏、必ずおまえのところに辿り着いてやる‼」

 

「そうですわ‼」

 

「みんな、良い家族のもとに転生できるといいね」

 

「IS抜きで、また、会おう‼」

 

「では、皆さんのご武運をお祈りいたします‼」

 

流石にこの人数の要望を行くのは無理だったようで、鈴鹿御前の龍美は、一斉に転生の魔法陣で各地に転生させることにしたのであった。

 

一夏達は必ず出会えることを誓い合って、各地に転生していったのであった。

 

「ごめんね、一夏達・・・」

 

龍美は転生される一夏達を見送って、申し訳なさそうに一言呟いて、転生の間を後にしたのであった。

 

「いい天気ですわね」

 

「はい、お嬢様」

 

セイグリッド領の領主の令嬢で、見かけによらず、龍美達同様に文武両道に育てらてきた少女、アンナ・セイグリッドはいつものように、屋敷でお茶を楽しんでいたのであった。

 

槍術を嗜む傍ら、親戚で瑠美奈が神格化の対象にしていたドラゴンと人間のハーフの少女、テトラ・ハートガードから、何を思ったのか、斧の扱い方を教わるというとんでもない怪力いや能力を覚醒していたのであった。

 

破壊活動が多いメイドチェルシーともに優雅な一時を楽しんでいたのであった。

 

「チェルシー、何か落ちて来てますわ?」

 

「そうの様ですね(゚Д゚)ノ‼」

 

「直ぐに部屋に運びなさい‼」

 

「はい‼ お嬢様‼」

 

優雅にお茶を楽しんだ後、ピクニックと評した、魔物退治に、チェルシーと一緒に行くことにした矢先に、隕石の如く落ちてきた自分と同じ金髪碧眼の少女を見て、魔物退治ではないことを悟ったアンナはチェルシーともに屋敷にとんぼ返りしたのであった。

 

「ようやく、主が降臨したようです」

 

セイグリッド家の家宝の剣、日本刀様な形の二尺二寸の長さの剣は、どうやら長年、街に待った使い手が降臨したことを嬉しそうにして、到着するのを待っていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 




白猫のアンナとISのセシリアがなんとなく似てる感じだったので、

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