どこからともなく現れたシャッテンシュピール、通称愉快な道化、その一人、紫色の髪の少女、ルエル・サクラリッジ、そして、レクサントで横暴を働き、恋龍に取り押さえられて、天界の裁判で死刑判決を言い渡されて、死刑になったネルガルが怨霊となって、復活し、禍々しい、バフォメットになって、双剣をブーメランように投げて、鈴、セシリアの片腕を切り落とし、戻ってきた双剣でラウラが致死量のダメージを受けてしまい、
「う・・・嫁・・・は・・・わたしが」
「マスター‼ すいません、わたしの所為です」
「同じく、我も、少しこちらに・・・」
「そんなことうぃう暇あるなら‼ 早く、この事態をなんとかしなさい‼」
セイバー&ギルガメッシュ「はい~‼」
「龍美ちゃん・・・」
どうやら肋骨が肺に刺さり、呼吸困難に陥り、口から吐血し、左腕も骨折していたので、意識が朦朧としながら、デュラハンの攻撃から庇って貫かれた一夏のもとに、箒達も最後の力を振り絞って這いつくばりながら向かって行ったのである。
そこに、龍美達と束に召喚された英霊、ギルガメッシュが、到着して、セイバーが自己嫌悪に陥りかけて、流石のギルガメッシュもこの状況には、いつもの威厳が保てなかったので、神格化している龍月に喝を入れられて、魔物を討伐しに向かったのであった。
シャルロットはこの惨状を目の当たりにしたことによって、
「うぉおおおおおお‼」
「待たんか‼」
「オレは・・おれは・・・御子だ‼」
「ゴン‼」
「一夏・・・」
「片付ける‼」
怒りに身を任せてバフォメットになっているネルガル目掛けて突撃し、ネルガルが暴走していたことで、双剣の餌食になって、致死量の傷を負ってしまい、意識が朦朧としながら、一夏のもとに這い蹲って向かったのであった。
医者である龍美が治癒術を施したところで、もう手遅れだったことに龍美は黙り込んでしまったのであった。
だが、この状況を打破しない限り、何も解決しない以上、龍月が、バフォメットになってしまったネルガルを、
「飛ばして行きますか‼」
「マスター‼」
「あれは、あの時見た光‼」
オーバーリミッツLv3を発動して、セイバーと同じエクスカリバーの模様が刻まれた日本刀を構えて攻撃を仕掛けて行ったのであった。
「ころしてやるぉおおお‼」
「悪いですが、そう簡単に死ねない体ですから、魔神双破斬‼」
ネルガルも自分の立場が受け入れないただの、わがままな子供同然、そんな敵にやられてる龍月ではなく、一瞬で縮地、神装機竜で言うならば、クイックドローと呼ばれる、動作で懐に潜り込み、斬撃を繰り出し、斬り上げて、斬り下ろして、
「これで終わりです‼ 束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。
受けるがいい‼ 卑王鉄槌、旭光は反転する。 光を飲め!
「ふけんじゃねぇっぇぇぇ‼」
「おまえ、宝具を‼」
刀身に光が集まり、掲げていた刀身が伸びた同田貫を上段に振り下ろして、ネルガルを倒して、戦闘不能にしたのであった。
天翔光翼剣を約束された勝利の剣に見立てて書きました