超次元kurosu   作:天龍神

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慢心にして

ISの産みの親でありながら、天才であるが故に、実妹の篠ノ之箒と親友で現在、IS学園教諭である、織斑千冬以外を見下している篠ノ之束を逮捕することになった理由は、ジェガルとナーペルを取り調べて、落とした際に、言い逃れか、はたまた思い付きかわからないが、どう言うわけか、篠ノ之束について話し出したのであった。

 

以前、ヨーゼフと言う、科学者によってダグラスとダニエルが生み出されたが、元になったミーチャが魔物化して、殺す以外で助からなかったことをユーリ達が話してくれて、ヨーゼフも魔物化して襲い掛かってきたが、なんとか倒して、持ち帰った資料には、酷い崩し字だったが、鳴流神家がいとも簡単に筆跡から、篠ノ之束だと判明し、書かれていた内容は、

 

「ほーちゃん、の誕生日プレゼントのIS・・・・けど、邪魔になる奴らは排除しないとね‼」

 

と書かれていたのであった。

 

幸いにも、無人機が襲った日が、龍美達の予定が空いていたこともあって、

 

「虎牙破斬‼ 大丈夫?」

 

「え、はい」

 

「おい‼ 貴様ら‼」

 

「バイバイ・・・」

 

「ゲホゲホ(゚Д゚)ノ‼」

 

神格化して仮面を被っていたのでIS学園の生徒には顔を見られてなかったが、織斑千冬に捕まったら余計に問題が大きくなるので、恋龍が腰に付けていたアイテムパックから煙玉を取り出して、叩きつけて、煙幕を張って、そのうちに逃走したのであった。

 

無人機を破壊して、中にあったコアを持ち帰った龍美達は証拠品として天界の治安部隊に提出したのであった。

 

閑話休題

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

   みたせ   みたせ   みたせ   みたせ   みたせ

 「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する」

 

              

 「―――――Anfang」

 

 「――――――告げる」

 

 「――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

 「誓いを此処に。

  我は常世総ての善と成る者、

  我は常世総ての悪を敷く者。」

 

とある場所で床に魔法陣を描き、英霊召喚を行っているウサミミのカチューシャに赤紫色の長い髪にエプロンドレスと言う格好である。

 

どこで覚えたのか、その者は一字一句間違えないで英霊召喚を行い、

 

「我に仇名す、虫けらを排除する強気者‼ 出でよ‼」

 

如何にも完全に自分を見失っている上という現実に負けた科学者がそこにはいたのであった。

 

そして、光が徐々に収まって行き、

 

「誰だ‼ 我を、呼び出した、雑種は‼」

 

「成功した‼」

 

スタンのようなツンツン頭に、紅眼の瞳に金色の鎧を身に纏った騎士が姿を見せたのであった。

 

 

 

 

 

 

 


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