颯太が本格的に次元武偵として戦闘術を見に着けることになったので、龍美が英霊に任せようと新選組にしてセイバーの英霊を呼び寄せたのだが、ゲオルグが空気を読まないで英霊なのに、許可書を書いてくるように注意し出たのであった。
流石の英霊でもいきなりの竜騎士の団長が怒鳴り込んできたら驚くのも無理はないのである。
仕方なく龍美の英霊は霊体化したのであった。
「ゲオルグさん、英霊のこと驚かなかったね」
「あいつが驚くかよ、鬼の生徒会副会長が‼」
「そういえば、生徒会長って誰ですか?」
「あそこにいるけど」
「食った‼」
「そうなんですか」
ゲオルグが全く侍姿の英霊に動じなかったことに違和感を持ってしまった颯太にユーリが生徒会副会長なんだから驚かないだろうと言い、颯太が納得して、生徒会長は誰と質問し、龍月が姪っ子の太陽を指指したのであった。
颯太はなるほどと頷いていたのだが、
「何~、あんた、新入り、オレ、獅子神太陽、ってことでよろしく~」
「はい、岸辺颯太です、よろしくお願いします」
「颯太でいいや‼ じゃあね」
「あれでもいい子だから」
「なんとなくそう思います」
太陽がだらけた口調で話し出したので、颯太は自己紹介をして、太陽は颯太と覚えて教室に向かったのであった。
叔母である龍月はちゃんと太陽が根がいいことを颯太に教えたのであった。
颯太は太陽が理解していたのであった。
「あの子、実はボクの姪っ子なんだ」
「嘘ですよね、歳が」
「それなら、お兄ちゃんから聞くといいよ」
「実は、ヴィヴィオって言う子がオレの養子なんだ、太陽は生き別れたヴィヴィオの亜姉なんだ」
「なるほど、つまり、偶然で、そうなっちゃったんですね」
龍月が太陽が自分の姪っ子であることを颯太に明かしたのだが、颯太が驚き後退りしてしまっていたので、空龍が説明して、颯太は納得した表情でほっとしていたのであった。
こうしてお昼休みが終わって、午後からの授業に向かったのであった。
「セイバー、いる」
「マスターどうなさりました? 敵襲ですか?」
「実は、IS学園に霊体化して行ってくれる。この子達の監視が今からやって欲しいことなんだけど」
「織斑一夏・篠之野箒。シャルロット‼ なるほど、分かりました、今すぐ向かいます」
「頼んだよ‼」
龍月はセイバーを呼びつけて自分が授業で行けないので、代わりにIS学園に赴いて、一夏達の監視を頼んだのであった。
本来ならば令呪と言う印が左手に刻まれ、強制命令が三回しか使えないが、龍美達は令呪を刻まれてなく、強制命令を下す制限が無いのである。
積もる話が使い魔と同じ感覚で英霊を呼びつけられるので、龍月はIS学園にセイバーに霊体化して一夏達を監視する任務を与えたのであった。
セイバーはIS学園とは龍月から話は聞いていたのだが実際見てみたいということもあって任務を引きうけてIS学園に向かったのであった。