超次元kurosu   作:天龍神

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引っ越し蕎麦

超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの使われていないが龍美が星也に提供した町からさほど離れていない所に建てられている教会に星也とクリスは荷物を運び入れていたのである。

 

アンジェからアドリビトムの飛空艇「バンエルティア号」の修理が完了するにはまだ掛かると言うので、しばらくは此処で生活することになったのであった。

 

「これで全部だね、それにしても、龍姫達はこんな便利なポーチになんでもかんでも入れていたんだよね」

 

「確かに、龍姫がそのポーチから刀を取り出した時は驚いたな~」

 

荷物の運搬が終了したのでクリスは星也のルームメイトとして隣の部屋で寝泊まりすることにしたのである。

 

二人は龍姫達がいつも使っているアイテムパックの機能に度肝抜かれていたのであった。

 

ちょうどそこに教会の扉を叩く音が聞こえてきたので、出迎えに行くと、

 

「星也‼ クリス、龍姫達が蕎麦を作ってくれるって」

 

「え、ありがとう、龍姫、みんな」

 

「引っ越し蕎麦まだなんでよね、台所借りるね」

 

「こっちだよ‼」

 

龍姫達とパスカ・イア・グラスバレーが道中の店で蕎麦の材料を龍姫が立て替えて持ってきてくれたのであった。

 

二人はお礼を言って龍姫を台所に案内して、蕎麦を作るのを手伝うことにしたのである。

 

「龍姫って、料理に、学業に、次元武偵に、武術、そしてなにより、あの人数の流星の絆の大将って、すごいね。龍美はダメだったの?」

 

「それが、満場一致でボクが大将に選出されちゃって、副将に星龍が就いてくれて今の現状を維持してるんだよ」

 

「それでもすごいよ‼」

 

「シング‼ コハク‼」

 

「龍姫達が通ってる学校に行ったら、入れ違いになちゃって」

 

「お兄ちゃんを忘れるな~<`~´>」

 

クリスは龍姫の大将としての力量に驚くしかなかったのであった。

 

兄と姉がいて、尚且つ妹がいる龍姫の性格は大将に向いているので、副将に星龍が就くのは納得である。

 

クリスと一緒に面を沸騰した鍋に入れて湯がいていたら、都立来禅高校を訪れたが入れ違いになってしまったシングとコハクがやってきたのだが、尾行をしていたようでコハクの実兄、ヒスイが来たのだがコハクに蹴り飛ばされて、シングが連れ出したのであった。

 

「ごめんね、お兄ちゃんが」

 

「シスコンだね、あれは」

 

「うん」

 

「ボクも慣れてるから気にしないでいいよ」

 

「龍美もブラコン何だ」

 

「まぁ、そうだね、これで完成だよ‼」

 

コハクはヒスイが大声でやってきたことを謝罪したのだが龍姫は姉の龍美がシスコンで、美龍飛達も筋金入りのシスコンと言う一家なので慣れているのでコハクに気にしないで欲しいと言っていたら蕎麦がゆで上がったので水で冷やしてざるに盛りつけて完成したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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