龍美達が英霊を召喚を成功した夜、飛行島に転生した岸辺颯太はソーシャルゲームのルールの改変によって殺されてしまったので、今は無一文に等しい状態であったのである。
運よくアイリス達の保護者である女性、ヘレナに出会ったので、案内されるがまま行いて行くことにしたのである。
「今日からこの部屋を使ってくれればいいから」
「あの~どうしてボクのこと聞かないんですか?」
「此処はいろんな人が住んでるから、慣れちゃった」
「え?」
颯太は自分のことを何も聞かないヘレナに質問したのだが、飛行島と言うよりか、この世界を旅しているのか、転生者一人では驚かないのであった。
颯太は自分が転生して何か出来ることを考えることにしたのであった。
「おまえが新しく飛行島に来た、岸辺颯太か、飛行島で鍛冶屋をやっている、バロンだ」
「初めまして、岸辺颯太と言います(゚Д゚)ノ‼」
颯太はこれからのことを考えていた所にライオンの獣人、鍛冶師バロンが颯太の部屋を訪ねてきて、颯太は自己紹介しながらバロンに驚いていたのであった。
「そういえば、颯太、武器は使えるか?」
「一応、刀剣類なら使えます(魔法少女だったことは伏せておこう)」
「そうか、鍛冶場に来れば、一振り、打ってやろう、木刀ではこれから先はつらいからな」
「ありがとうございます」
バロンはお代を剣心からもらっていたのであろうか、颯太に武器を使えるかと聞き、颯太が刀剣類ならソーシャルゲームで魔法少女になっていた際に、得物にしていたこともあって、扱いやすい刀剣類を選んで、バロンは鍛冶屋に来れば、一振り打ってやると言って部屋を出て行ってしまったのであった。
「ボクはこの世界に地球での記憶を持って転生した、けど、この世界で命がけの戦いをしないといけない、だけど、ボクは死にたくない」
「認証‼」
「うわ(゚Д゚)ノ‼ これなんだ? ペンダント?」
「マスター、岸辺颯太をプログラミングしました」
「これ、スマホだよな、この世界の文明って、地球と変わらないのか? それと、学校の制服まである、茶熊学園生徒手帳」
颯太はバロンに後日会うことにして自分の部屋を調べていたのである。
すると近くの棚の引き出しから音声が出て、颯太をマスターとして認証したらしく、颯太は恐る恐る、引き出しを開けると、そこには龍のペンダントに、下の段には、茶熊学園への転入届と生徒手帳が入っていたのであった。
颯太はこれを机に並べながら考えることにしたのであった。