大龍の英霊は身長はレイアと同じくらいだが、胸は体型に比べて大きいのだが、流石英霊が装備している漆黒の軽鎧のおかげでぺったんこ状態になっている薄紅色のツインテールのボーイッシュな七分丈のズボンを着用している鉞を似ているバトルアックスを携えた少女の英霊は大龍の隣に立って、龍月の英霊召喚の儀式を見守ることにしたのであった。
「それじゃあ、始めるね「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
「―――――
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」
「龍月ってことは」
「ああ、龍月が召喚する英霊は、あいつだろうな」
龍月は祭壇に刃が折れた聖地ディルムンで拾った片手西洋剣を供えて、魔法陣の前に立って詠唱を始めたのであった。
カロルとユーリは龍月が召喚する英霊に心当たりがあったのである。
そして、ついにその瞬間が来ようとしていたのである。
「問おう、あなたが、わたしのマスターか?」
「やった‼ ボクのサーヴァント‼ わ~い(>_<)‼」
「ちょっと‼」
なんと、自分の神格化のモデルになった、英雄そう言うなればあの金髪碧眼の聖剣の騎士王を召喚して見せたのである。
で、ユーリ達はというと、
ユーリ達一同「自分を召喚して、どうすんだ‼」
「あの~あの方々は?」
「お姉ちゃんに似てるとは思ってたけど、そっくりだ」
「あとで、スケッチさせてください‼」
「まさか、ご自身の神格化の姿の元になった英雄様を召喚なさるとは」
「後で、剣の稽古をつけてもらいたい」
あの金髪の髪をお団子に結い、目の色は碧眼で、青を基調にしたドレスに白銀の鎧を身に纏った、騎士王が召喚されたのである。
あまりにも、龍月が元の姿で詰め寄る際にドスの利いた声で話す感じで話しているセイバーの英霊を見た瞬間、ツッコミを入れて、龍月は抱きついていたのであった。
ローエンは龍月の神格化のモデルであることがわかっていたのであった。
「最後は、龍美か」
「龍美だからな、侍で妹みたいな英霊だろうな」
「うん‼」
そして、龍美が英霊を召喚する順番になったのであった。