英霊召喚 恋龍編
天界の儀式の間に案内された龍美達は、剣心が代表として、自分が契約している
恋龍が一番手で魔法陣が掛かれている床の前に立って、
「恋龍、祭壇に、備えたようね、それじゃあ、詠唱の言葉を述べなさい」
「はい‼ 素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。 祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
みたせ みたせ みたせ みたせ みたせ
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
セット
「―――――Anfang」
「――――――告げる」
「――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。」
「なんか、面白いことになってるじゃないの‼」
「ダミュロンさん‼」
「ったく、面白いことするなら一言、言いなさいよね‼」
剣心が教えた英霊召喚の詠唱を唱えながら祭壇に恋龍は、聖地ディルムンで拾ったのであろう、折れた槍を供えて、英霊召喚を行ったのであった。
そこに面白がってやってきたダミュロンをはじめとする面々が見物にやってきたのであった。
「此処からは恋龍自身が決めなさい」
「汝、この世に舞い降りし、武人よ、我がもとに舞い降りよ‼」
「なんだ、この光は‼」
「ぎにゃ~~~~~~~~(゚Д゚)ノ‼」
「(゚Д゚)ノ‼」
そして、恋龍の英霊召喚が終わりに差し掛かって、剣心から最後は自分で詠唱をアレンジするように指示を出して、恋龍はアドリブで英霊召喚の文章を読み上げた瞬間、眩い光が放たれたのであった。
見物に来ていたメンバー全員が目をつぶったのであった。
そして、
「問います、あなたがマスターですか?」
「その通りだ‼ マスター神楽堂恋龍だ」
「わたしは、主に槍を得物に戦う英霊、お見知りおきよ」
「うっひょ~う(゚Д゚)ノ‼」
「これが、英霊召喚、なんか、恋龍と仲良くできそうね」
光が消え、煙が収まった所に一人の槍と日本刀を携えている、この前の身体測定で173㎝に伸びている恋龍より一回り小さくした体系だが、胴丸の下はちゃんとした大きさの胸が隠れている黒髪の女武者の英霊が、召喚主の恋龍にマスターかどうか質問するという律儀な性格だったので、ダミュロンことレイヴンとアルヴィン以外が拍子抜けていたのであった。
恋龍が槍をメインに使うキャラなので、槍とゆかりのある英霊を召喚してもらいました