ブロンシュテイン島、クライムシンク要塞のヴリドラ討伐誘拐事件を解決した龍美達のもとに、母親である剣心達が訪ねてきて、少し時間があるかと聞いて来たので龍美達はリィン達と別れて、剣心達に案内されるがまま、付いて行くことにしたのであった。
「もう、あなた達もサーヴァントを召喚して見たらどう?」
「サーヴァントって、えええ(;゚Д゚)‼ 本当にいたの(゚Д゚)ノ‼ 漫画とアニメの中の存在だとばかり」
「なに、言ってるのよ、今更、次元を超えていろんな世界を渡り歩いているのに」
「そうだけど、お母さんはサーヴァントはいるの?」
「勿論、出てきなさい‼」
「お呼びですか?マスター‼」
そこは儀式の行うための魔法陣が刻まれた床がある和風の天界の部屋だったのであった。
なんと創造の世界でしか知らない存在、サーヴァントつまり、英霊召喚が出来ることを剣心が言い切ってしまったのである。
これには流石の娘である龍美達でも信じられないと言った感じだったのである。
龍美達でもマンガとアニメの世界の話だと思っていたのだが、今になっては次元をまたにかける次元武偵なのだから、それに龍美達は、元超神次元ゲイムギョウ界の王だった人物であることをすっかり忘れていたのであった。
龍美は剣心に、契約しているサーヴァントを呼び出して欲しいと頼んだのであった。
剣心は顔色一つ変えずに、自分が契約しているサーヴァントを呼び出したのであった。
「マスター、この者達が、マスターの娘なのですね、申し遅れました、わたしの真名は、セイバーのサーヴァント、アーサーです、お見知りおきを」
「どうもいつも母がお世話になってます、鳴流神剣心の娘、鳴流神龍美です」
「アーサーって、男の人じゃ?」
「確かにそう現実で伝えられているのですが、わたしは並行世界、つまりパラレルワールドのアーサー王です」
そう呼び出して見せた英霊は金髪の長い髪をポニーテールに結い、白銀の鎧に身を包んだ魅惑の肉体を隠した女性の英霊、セイバーのクラスに属するアーサーだったのである。
龍美とアーサーはお互い自己紹介を行ったのである。
アーサーは自分が現実世界で伝えられているアーサーではなく、あくまで並行世界つまりパラレル世界のアーサー王であると答えたのである。
「こういうのは言うよりやった方がいいわね」
「そうだよね、やってみたかったんだよ‼」
どうやら龍美達も英霊召喚をやってみたいと思っていたようで、早速英霊召喚に取りかかったのであった。