超次元kurosu   作:天龍神

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バトルロワイヤルの幕開け

茶熊学園の修学旅行で、意外な一面を見せた綾瀬とカスミとシズクに男性陣一同は驚いてしまったのであった。

 

そんなこんなで、就寝の時刻を迎えたのであった。

 

「ぐへへへへ~、いい体やな~」

 

「ちょっと‼」

 

どうやら部屋割りによってベルベットは運が悪く、大龍とはやてと一緒の部屋になってしまい、抱き枕にされてしまったのであった。

 

こうして夜が更けていったのであった。

 

この時、とある地区では事件が起きていたのであった。

 

「やはり、この事件、徹底的に調べる必要があるわね」

 

「剣ちゃんもそう思うか、そうだよね」

 

そう、剣心達の目の前には、歳は龍音達と同じくらいであろう少年の遺体が転がっていたのであった。

 

もう既に警察の鑑識が現場入りしていることもあって、詳しくは調べられないらしく、剣心達はこの事態を直ちに解決しないといけないと感づき、急いで天界本部に帰還していったのであった。

 

「此処は?」

 

「ようこそ、転生の間へ」

 

「‼」

 

「落ち着いて、聞いて欲しいです。あなたは」

 

「知っています、ボクは、幼馴染みを守ろうとして、死んだことくらい‼」

 

「自覚しているのですね。申し遅れました、わたしの名は、天照大御神と言います」

 

「アマテラス?」

 

やはり、先ほどの茶髪の少年は運が良かったらしく、天界の転生の間にやってきたのであった。

 

剣心は神格化し、天照大御神の姿で丁寧語で目の前の少年の顔を見て驚いたのだから、そう、龍音達とは幼馴染みであり、龍音達とはよく漫画などの話題で気が合っていた少年、岸辺颯太であった。

 

そう、ソーシャルゲームによって「魔法少女」になっていたのである。

 

だが、何者かによってルールがすり替えられたことによる生き残りをかけたバトルロワイヤルと化したデスゲームによって命を落としてしまったことを、そして一番守りたかった幼馴染みである存在をもう守ることが出来ないことを自覚していたのであった。

 

天照大御神の姿の剣心は自己紹介をして、岸辺颯太の身の振り方を話し合うことにしたのであった。

 

「さっき、転生の間って言いましたけど?」

 

「はい、ここは志半ばで散ってしまった善良な魂を転生させる場所です、あなたは選ばれてしまったのですから」

 

「わかりました、あ、自己紹介がまだった、ボク、岸辺颯太って言います」

 

「颯太さんですね、あなたを、転生させます、これを」

 

「なんだか、力が湧いてくる」

 

「はい、向こうに着きましたら、ヘレナと言う女性を尋ねなさい ではご武運を」

 

「‼ ちょっと‼ もしかして、剣心さん‼」

 

岸辺颯太は剣心が転生の間であることを言っていたことを思いだして質問し、剣心が説明し、颯太は自分が自己紹介していないことに気づいて自己紹介をしたのである。

 

そして、剣心は、十六歳まで成長し、もう二度と死ねない肉体にして、そして、十六歳で老いることが出来ないようにしたことを言わずに、飛行島へと転生させることにしたのであった。

 

颯太の足元に魔法陣が展開されて、飛行島に転生する寸前に、颯太が天照大御神が自分の幼馴染みの母親であることに気付いたが、剣心が笑顔で飛行島に転生させたのであった。

 

「これで、いいのよ、颯太君」

 

剣心は元の姿に戻り、飛行島に転生させた颯太の無事を祈ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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