茶熊学園御一行女性陣は夕飯までの間に旅館の露天風呂完備の大浴場で舞子ロボットとの戦いの汗を流していたのであった。
ベルベットは御子神一家とアンゼリカのおもちゃにされてしまったのであった。
「綺凛も大きい‼」
「マール、エシリアもじろじろ見ないで‼ それにしても、紗々宮先輩、転入してまだ数日しか、経っていないのに、大きくなりすぎませんか?」
「スゴイ‼ 沙夜のお・・・大きい‼」
「これでも背も、155㎝に伸びてた、ルーンの能力と大龍のスキンシップのおかげ」
「沙夜、良いこと言ってくれるやん、ベルちゃん、沙夜が左腕になってくれるって‼」
「結構よ‼」
以前は下手すれば、9歳の冬龍より背が低かった沙夜だったが、毎日、欠かさず、大龍の部屋を毎晩訪れているようで、その甲斐もあって、今では、身長が155㎝と同い年の龍姫達に及ばないが、胸も大きくなってきたらしく、センスエナジーで抑えてながら、下着を買いに行くのが楽しみでしょうがないらしいのであった。
綺凛の護衛は欠かさないらしく、婚約者にされてしまったヨシュアが綺凛に相応しいかを見定めるため、実妹、ミレイユの許可の下、得物の拳銃片手に登校まで追いかけるという行動で特訓させているのであった。
大龍が、沙夜にベルベットの左腕としての役目を与えようとしたのだが、ベルベットがまだないも言っていないのにも関わらず、問答無世に断ったのであった。
大龍からすればお友達なんだからというコミュニケーションなんだろうが、ベルベットからすれば、初めての女同士のスキンシップにどうすればいいのかわからないと言った感じなのであろう、本心ではうれしいのだが、顔では嫌がっていたので、大龍にはツンデレといった感情表現は無意味なのであった。
一方、茶熊学園の男性陣はというと、
「ふ~う」
「一安心だね」
「ああ、けど、この男と何故一緒に入らないといけないんだ<`~´>‼」
「ここはそういう場所だ‼ あほが‼」
「ユーシスの言う通りだ‼ 此処は風呂場だぜ、裸の付き合いをするところだろ」
「如何にも、マキアス、今日くらい、我慢してみたらどうだ」
こちらも日頃の疲れを癒すために露天風呂完備の男風呂の大浴場に入っていたのであった。
みんなで入っていたので、マキアスは、結局、犬猿の仲であるユーシスと一緒になったことを拗ねていたので、ゲオルグが諭していたのであった。
オウガにも冒険者たるもの、老若男女と関わらないと注意していたのであった。