修学旅行の計画を立てている頃、龍臣夫妻は超神次元ゲイムギョウ界のルウィーの白い二階建ての一軒家で封筒の中身を見て驚いていたのであった。
「まさか、今更、制服着て、学校に行けるとはな」
「そうやな、高校いっとらんし、この際や!」
「主~」
「すまんな、つれていけへんのや」
「わかったよ、はやてが帰って来るまで、この家はアタシ達が守ってやる‼」
「例え、命が尽きようとも」
「お~い、オレのことはほったらかしか~い‼」
幸い妊娠はしていないのだが、もし身籠ったら(特にシグナム)どんな目に遭うのかわからない龍臣はいつでも龍神化できる身構えは出来ているのである。
時空管理局に所属していたために高校に進学できなかったので、二人とも急いで茶熊学園へ行く準備を進めて、今日中に到着するために自宅をヴォルゲンディッター一同に任せたのはよかったのだが、相変わらずの龍臣が干されてしまったのであった。
そんなこんなでフラクシナス経由で、茶熊学園があるアラマキ島に直通で向かったのであった。
「ウチの教室はどこや‼」
「はやて、落ち着いてくれ」
「二人はイクラ組ですよ~」
「どこや‼」
「明日の予定だったんですが(´・ω・`)」
「お~い、おまえらのお仲間が来たぞ(´・ω・`)」
「うん、わかってる」
茶熊学園に意気揚々と制服に身を包んだはやては少し遅れた学生生活を送ることになったのだが、今は修学旅行の計画を立てている所だったので、学長カムイが大慌てで学長室から飛んできたので、龍臣が明日到着予定だったのだが、三日後に修学旅行に行くと聞いて急いできてしまったことを謝罪していたのを、幼馴染みである龍翔達が呆れていたのであった。
そんなこんなで無事に龍臣夫妻が茶熊学園に転入してきたのであった。
一方その頃、
「お兄ちゃん達、学生生活ちゃんとできてるかな?」
「出来てるんじゃない?」
「うん、大龍お姉ちゃんもいるし」
「熊校長くらい、食べてる‼」
中学二年組は昼休みだったので、集まって茶熊学園に在学中の姉達がちゃんと学生としてやっているのかを話していたのであった。
龍音は、姉の龍美はいつも通りにやっているのはわかりきっているので、兄の龍翔もフェイトとアリシアに振り回されているのであろうと龍音が話しており、大龍も言っているので問題ないと龍琥達も安心しきっていたのであった。
春龍も養子にしてくれた神楽堂家の長女にして義姉の恋龍は相変わらずのマイペースぶりで学生生活を送っているだろうと嬉しそうに話してくれたのであった。