空龍は他の男子達と一緒に、武道場での武術の授業を受けていたというよりかは、どうしてこうなったんだろうという状況に陥っていたのであった。
「獅子神空龍‼」
「はぁ~お~い、どうしてこうなるんだユーリ(/・ω・)/‼」
「そいつ、オレ達に倒されてばっかだからな」
「そうだったのか、要するに、龍月にコテンパンってことか」
「エシリアにも尻に履かれてたしね」
「少佐(笑)だよな!(^^)!」
空龍は転入早々の体育の授業でいきなりのナイトハルトとの実戦形式での模擬戦を行うことになったのだが、元時空管理局官僚だった空龍からすれば、空中戦を含めたことを指すのだが、リンカーコアを持っていないナイトハルトの場合、地上戦しか出来ないので、立体的に模擬戦ができないので、いつもソウルボードが使える飛行島の冒険者どころか、リアム傭兵団まで喧嘩まがいな言いがかりで戦いを仕掛けているようで、挙句の果てには、聖地ディルムンでの戦争が終結して仕事がなくなって、ジモ島のテーマパークでバイトで警備員をしている同じく連邦軍少佐の年下のライフォードにいじられて弄ばれてしまったので、空龍に対したは顔には出さないが、半ば八つ当たりでの模擬戦を仕掛けてきたのである。
「はじめ‼」
「ドカッ‼ ボコッ‼」
「はぁぁぁ ガタッ〓■●」
「やれやれだな、帝国軍の少佐ってこんなもんなのか?」
「ああ、そうです(/・ω・)/」
「今思うと、オレ達の味方でいてくれてよかったよ」
「そうだね」
模擬戦開始と同時に空龍が竹刀を構えて縮地でナイトハルトの視界から気配を消した瞬間、数発の打撃音の後、ナイトハルトの断末魔が響き渡り、倒れた音がした後、空龍がナイトハルトの方に顔を向けると、ナイトハルトが気絶して、愛剣が転がっていたのである。
空龍は帝国軍大佐のジェイドとジュダを比べて、帝国軍の少佐がこれでいいだろうかと思ってしまったので、リィン達が味方でいてくれたことを感謝していたのである。
「リィン、妹の方はいいの?」
「ああ、いつも通りに学校に通ってるよ」
「妹さんがいるのか?」
「空龍さんのような、妹じゃないので」
「ぜひ会ってみたいものだな」
「多分、近いうちに会えますよ(´・ω・`)」
エリオットはリィンに妹は大丈夫なのかと質問して、リィンはいつもと変わらぬ学校に通っていると答えて、空龍が妹達に会わせてやりたいなと言ったのであった。
リィンは龍月のような妹ではないことを答えて、近い将来会えると答えたのであった。