フェイトとアリシアが無事に出産を終えて、翌日の朝を迎えたのであった。
フェイトとアリシアの夫の龍翔は、実家にして勤め先の喫茶店にしてバーになる「葵屋」からフェイトとアリシアの状態が落ち着くまで、休暇を与えられたのである。
冬龍はいつも通りにミッドチルダの学校に親友のヴィヴィオ共に登校していったのであった。
「フェイトちゃん達の分まで楽しんでこないと‼」
「ああ、龍翔達は落ち着いたら転入するってさ」
「うん、行こう」
「いってらっしゃい‼」
「ふぎゃ~‼」
空龍となのは夫妻は今日から茶熊学園への転入のためにしばらく自宅には休校日くらいにしか帰れないので、地球の獅子神家から、居候することになった従姉妹のティナが龍陽の子守を応接つかったのであった。
ティナだけでは心もとないと思ったので、なのはとは歳が離れていないが、一応義理の叔父になる、ブラッドと、ティナ命と言わんばかりにやってきたヴィンセントとあの部下達、以前はスパイだったが、今は次元武偵、ファルファラが仕事の合間に面倒を見ることになったのであった。
そして、ティナとブラッド達が、空龍となのは夫妻を送り出したのであった。
「なのは、制服、似合ってるな」
「うん、けど、産後太りかな、少しサイズが」
「あとで、勇龍達にでも、採寸してもらえばいいだろ」
「そうだね」
「(本当は胸がデカくなったからとか言えないな)」
茶熊学園の制服を着た空龍となのは夫妻は仲良くお互いの制服を褒めていたのであった。
なのはは、産後太りだと言い、少しサイズが小さいと言うのだが、空龍は、時間があるときにでも、勇龍達にでも作り直してもらったどうかと言ったのであった。
本当は、胸が出産したことで一回り成長していることを言えるはずがなかったのであった。
なのははもちろんのことながら、あのサラシ型の下着とエミリア・ハーミットから教わったセンスエナジーでなんとか胸をぺったんこ状態にしているのだが、時折くる張りに耐えていたのであった。
「お待ちしてましたよ、おや、お子さんは一緒じゃないんですか?」
「流石に、従姉妹たちが面倒見てくれてますけど」
「折角、わたくしが子守をして差し上げると、あ、申し遅れました、わたくしは、メイドのシャロン・クルーガーと申します」
「これはどうも」
「それに、なのはの胸が・・・」
「って、母さん((+_+))‼」
「大丈夫よ、カムイを説得したから、安心して、龍陽の子守をしなさい」
「何だろう、説得って」
茶熊学園の門を潜ってきた空龍となのは夫妻を学長カムイが出迎えてくれたのであった。