マールとエシリアは龍美が持っていた写真を見せてもらって、フェイトを指さして、奈琉に似ていると言うと、龍美が義姉のフェイトだと説明したのであった。
「お義姉さん?」
「あ、そっか、二人は結婚式に行ってないから、わからないよね、ボクの実兄と結婚したから、鳴流神・T・フェイトになったから」
「そうなんだ‼」
「あれ、なんで名前が変わるの?」
マールは龍美を見ながら写真に写っているフェイトを見て髪色が違うことに気づいたので、不思議がっていたので、龍美が、実兄、龍翔と結婚し、夫婦になって、フェイトが、鳴流神家に嫁いで来て、ハラウオンから、鳴流神に名前を変わったことを説明したのであった。
エシリアは結婚したら何故、名前が変わるのかと知らなかったので龍美に質問してきたのであった。
「そうだね、簡単に言えば、夫婦同姓って、どちらかの名字を名乗ることになっているんだよ。基本的に女の人が、旦那さんの名字を名乗るのが一般的かな」
「わかった‼ ありがとう、エシリアもいつか結婚したら名前が変わるってこと」
「そうだよ」
「早く、寮にもどろうよ‼」
「そうだね、明日も頑張ろうね‼」
流石に本格的な法律のことをマールとエシリアに説明するには早かったので、龍美は簡単にマールとエシリアに解るように説明して、女子寮に戻って行ったのであった。
「なのは、やっぱり、決めかねてるんだろ?」
「うん、この子を置いてなんって行けないから」
「決めるのは、なのはだ」
「自分で決める・・・」
出産を終えて、産まれた我が子、龍陽を連れて超神次元ゲイムギョウ界の自宅に帰っていた獅子神夫妻の下に二通の封筒が届いており中には、茶熊学園への転入書が封入されていたであった。
空龍は決まったが、なのはが迷っていたことに気づいた空龍は、なのは自身が決めるんだと言ったのであった。
「龍陽のことは、わたしに任せて、茶熊学園へ行ってください‼」
「そうだぜ、いって来いよ、学生生活もう一回楽しんで来いよ‼」
「わたし達が信用できないかしら?」
「ファルファラさん、それにティナ、ブラッドさん、ありがとう、わたし行ってくる」
「おぎゃ‼」
「それに、休校日はこっちに帰ってこれるらしいからな」
「うん、ありがとうございます‼」
なんと、ティナ達が龍陽の面倒を見ることに名乗りを上げたのである。
そして、なのはと空龍は茶熊学園への転入を決意したのであった。
その時だった、
「はい、え」
「どうしたの?」
「フェイトさんの陣痛が始まって、今分娩室に搬送されたそうです!」
「フェイトちゃん‼」
「おぎゃ~(T_T)/~~~」
「行きましょう、病院へ‼」
なのはのスマホに連絡が入ったので、代わりにティナが出ると、フェイトのお産が始まったらしく、分娩室に運び込まれたと言うので、なのはは、親友の出産に立ち会うことになったのであった。