超次元kurosu   作:天龍神

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打刀と太刀

茶熊学園の女子達は大浴場で楽しく入浴をしているのであった。

 

「太陽と月華は、男子寮にしか、部屋が空いてなかったの?」

 

「知らねえよ‼ お・・じゃなかった、ボクが知るはずがない」

 

「あのね、無理に猫被らなくてもいいよ‼」

 

「そうだ、君らしくして見たらどうだ? キミのやり方で」

 

「いいの? それじゃあ、遠慮なく、オレは気にしてないっての‼」

 

「手違いは仕方ないわね」

 

太陽と月華が学長カムイの手違いで男子寮に部屋を設けられてしまったことを質問したハルカに、太陽と月華は、光焔の御子の口調で答えたのである。

 

叔母の龍月と精霊王の綾瀬に猫を被らないでいいと言われたので、太陽と月華は、転生したことで、一人称が「あたし」から「オレ」に変わっていたのである。

 

龍月に猫を被らないでいいと言われた太陽と月華は、元の口調に戻り、気にしていないと答えたのであった。

 

「ヴィヴィオは元気にしてるの?」

 

「もちろん、元気に二刀流をやってるよ」

 

「なるほど、それであの二本の剣なんですね‼」

 

「龍美達と同じ剣だけど、リィンが扱いが難しいって言ってたわよ?」

 

「それは、リィンの刀が、「太刀」だからであって、ボク達の刀は「打刀」って呼ばれている刀だよ‼」

 

「打刀?」

 

「簡単に言えば、太刀は、刃を下向きに帯刀するから、扱いづらいのであって、ボク達が使っている、打刀は、太刀に比べて軽いし、刃を上にして剣帯に差すから、抜刀術がしやすいから、特訓さえ積めば、誰にだって使えるようになるんだよ‼」

 

「なるほど、つまり、剣術をやったことのない、アリサ(閃)がその打刀を使える見込みがあるってことでいいのだな」

 

「ちょっと‼ なんでわたしが打刀を得物に使わないといけないのよ‼」

 

「弓を使う武士は、サブとして日本刀を帯刀してたんだよ」

 

「アリサ(閃)この際だ、龍美達に剣を習ったらどうだ?」

 

「はぁ~(´・ω・`)、そうね、お願いできるかしら?」

 

「問題ないよ、ボク達でいいなら」

 

「ありがとう、お願いね」

 

カスミは太陽と月華に妹のヴィヴィオは元気にしているのかと質問してきたので、元気に学校に冬龍と一緒に通っていることと、真・デュランダルツヴァイを用いての二刀流を冬龍共に特訓に励んでいると母、なのはから連絡で教えられていたことを明かしたのであった。

 

ラウラは、龍美達が使っている刀が、リィンの太刀に似ているので、どうして扱うことが難しい剣を使っているのかと問われた龍美は、打刀だと説明したのであった。

 


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