超次元kurosu   作:天龍神

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前略、茶熊風呂‼

茶熊学園の女子が大浴場にて入浴を楽しんでいるのであった。

 

やはり、あの人物が大人しくしているわけがなく、

 

「沙夜‼ お姉ちゃんが」

 

「お願いします」

 

「沙夜‼ あんたね‼ 大龍に襲わせたら、こうなるちゃうのよ(゚Д゚)ノ‼」

 

「ハルカ、キミは本当はその大きさになったことが嬉しいんだろ?」

 

「うっ‼」

 

「アンゼリカ先輩・・・」

 

「それに、楽しもうじゃないか‼ 子猫ちゃん達‼」

 

大龍が沙夜に近づいてきて、スキンシップをし始めたのであった。

 

その行為をハルカが大龍に以前スキンシップされて大きくなってしまった胸を見せたが、沙夜が元々、小柄な体型にコンプレックスを抱いていたので、沙夜本人が自ら進んで大龍にスキンシップをしてもらっているのであった。

 

綾瀬はハルカが本来は胸が成長したことが嬉しいと思っていることを見抜いてしまって、図星を指されたハルカは言い返せなかったのであった。

 

「ベルちゃん、気持ちいい?」

 

「大丈夫、一人で洗えるわよ‼」

 

「まだ、ギプス外せないの? もう骨折は治ってる頃だけど?」

 

「まだよ(ここみんなにこの腕は不味いわね)」

 

「ごめんね、ボクにはその腕が、本来あった腕に変わって、付けられた鬼の腕だってわかってるから」

 

「‼」

 

「大丈夫、ベルちゃんからみんなに話すまではその事は言わない、もちろん龍美ちゃん達も知ってる、そして、ユーリさんとジュディスちゃんも気づいてる」

 

「脅してる?」

 

「違う、いずれ、その腕がみんなにばれて怖がられることが、ベルちゃんが恐れているってとこ」

 

「まさか、あたしの心が読めるの?」

 

「違う、ベルちゃんは感づかれないように話さないけど、目は口程に物を言う、顔に出ちゃってるから」

 

「・・・・」

 

大龍が沙夜の肉体強化に勤しんでいる頃、左腕のギプスが濡れないようにビニール袋を被せているベルベットの肉体を洗って洗ってあげているのである。

 

ベルベットが弟を王族に殺されたこと、そして、三年前、左腕に業魔、つまり龍美達、鬼斬り役や、退魔士でいう鬼の妖力によって左腕が鬼の腕にされていることに龍月だけではなく龍美達は気が付ているのであった。

 

龍月自身いや、自分だけではない、自分と同じ猫妖怪であり神と龍神のハーフの幼馴染みにして親友、龍美達も、とっくに気づいていることをベルベットに明かし、ベルベットから脅しているのかと疑われたので、龍月は、ニコッと笑みを浮かべて、そんなつもりはないと答えて、ベルベットの体を洗っていたのであった。

 

 

 


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