何に因果かわからないが学長のカムイの手違いで男子寮の部屋になった太陽と月華と英霊ランスロットであったが、男勝りな性格とフレンドリーなこともあってすんなりと部屋で着ていた男子制服を脱いだのである。
もちろん下には白いTシャツにサラシ型の下着を着用しているので、全裸ではないのである。
「マスター達、もう、はしたないですよ~」
「別に結界張ってるんだし~」
「それでも、お姉ちゃんなんですか」
念のため結界を張って部屋には侵入できないようにしていたので、龍美達のような能力者でなければ、入れないほどの結界なのである。
ランスロットは太陽と月華にはたしないと注意していたのである。
産後で動けない義母なのはに変わって、母親と言うより姉のように接するランスロットには太陽と月華も素直になるようで、
「とりあえず、これでいいんだろ」
「はい、良くできました‼」
「おまえは、ママか‼」
「なのは様から言いつけられてますから!(^^)! あ、もちろん自分の意志で行動することもあるのでご了承ください」
「わかったよ、飯まで時間あるが、風呂はどうすんだ?」
「龍美さん達にでも、迎え来てもらえば」
太陽と月華は言われるがまま、上着を羽織ったのである。
ランスロットはまるで子供のように太陽と月華に接していたので、太陽と月華から、突っ込まれて、楽しんでいたのであった。
太陽と月華が、夕飯までにお風呂に入りたいが、男子寮なので、大浴場の利用時間がどうなってるのかわからないので、困っていたのだが、ランスロットが、龍美達に迎えに来てもらえばいいのではないかと言ったのであった。
「どうやって?」
「マスター、おばあさまから受け取ったスマホはどうしたんです?」
「これ?」
「充電はこの部屋でできからね」
「もしもし 」
太陽と月華がどうやって龍美達に迎えに来てもらうのかと言うとランスロットが明から受け取ったスマホはどうしたのだと言い、太陽と月華はカバンにマナーモードにしていたスマホを取り出して、龍美のスマホの番号に連絡したのであった。
「♫~」
「なんの音ですか(゚Д゚)ノ‼」
「あ、もしもし、今、太陽と月華の部屋に向かってるとこ」
「あの~」
「早く来て欲しいだって」
「その板から太陽殿の声が聞こえたでござるが?」
「スマホって言う物だよ、説明は後程してあげるからいこう‼」
太陽と月華を迎えに行く道中で龍美のスマホが鳴ったので、龍美がポケットからスマホを取り出して通話をしている様子を見ていたカスミ達は物珍しそうに見ていたので、龍美が後でスマホの説明をすると言って急ぐことにしたのであった。