鳴神家の経営している喫茶店「葵屋」ではウェーター姿の龍姫がお客さんの注文を即座に手に持っている、電子手帳で記載そして、的確に厨房に注文を出して、テーブルにステンレス製のお盆に乗せて注文を取ったお客様のテーブルに運んでいたのであった。
「いらっしゃいませ‼」
「あら、新人さん、お願いできるかしら?」
「はい、ご注文をどうぞ((+_+))‼」
「ティアのやつ、ぎこちねぇな」
「今日初めてだし」
営業時間が終了するまでお客さんは来店するので、龍姫だけではなく、エステルとティアも同じくお客さんの注文を取っていたのである。
来店した女性はティアを見て新人さんと褒めて、注文を取って欲しいとティアに頼んだのだが、今日入ったばかりのティアはぎこちない愛想で対応していたのであった。
その様子を見ていたルーク達は心配そうに見ていたのである。
そんなこんなで、無事に喫茶店「葵屋」の営業時間が終了して、夜のバーになるので龍姫達は上がったのである。
「また来ますわ‼」
「ルーク、精々、落第するなよ」
「わかってるよ」
「ロイド、頑張ろ」
「また、明日ね‼」
夜の部、バーになるので、未成年である龍姫達は上がって、制服から着替えて、みんなとは別れたのである。
超神次元ゲイムギョウ界に下宿しているメンバーも下宿先に戻って行ったのである。
「龍姫達、お店、大丈夫かな?」
「お店?」
「言ってなかったけ、ボクの実家は武術道場と喫茶店を経営してるから」
「行ってみたいわね、アンタの家の喫茶店」
「まぁ、鳴海町の翠屋とは違って和風な感じな喫茶店だけど」
「って言いながら、制服はウェイトレスとウェーターと聞いてるぞ(゚Д゚)ノ‼」
茶熊学園も一日の授業が終わったらしく、龍美が実家の喫茶店は今頃何しているだろうと呟いていたら、アイリス達がお店について質問してきたので、龍美は実家が喫茶店を経営していると言うことを以前話したことを言ったのである。
それを聞いてアイリス達が思い出したらしく、一度行ってみたいと言うので、比較として、高町家の経営している喫茶店「翠屋」と違い、店内は和をモチーフにした内装になっていると説明した横で、アンゼリカが大龍にでも聞いたのであろ、制服がウェイトレスとウェーターであることに興味深々だったのである。
「アンゼリカ先輩、食いつくとこはそこですか(/・ω・)/‼」
「ツキミと同じことしてるのね(´・ω・`)」
リィンはアンゼリカに見る所が間違えているとツッコミ、ハルカはツキミと同じようなことをしていると呆れていたのであった。