学生組が午後からの授業が始まって数時間後、今日一日の授業が全て終わったのであった。
特に、ロイドにとっては、座学全般が地獄と言っていたのは言うまでもなかったのである。
「今日はどうすんだよ?」
「ボクは実家のお手伝いかな~」
「ティアちゃんも、やっちゃう (^-^)」
「いいですね(^-^)‼」
「わたしは」
「へぇ~ティアのウェイトレスか~」
学校の授業が終わって下校していた龍姫達は歩きながらこれからの予定を話していたのであった。
ロイドが龍姫にこの後はどうするのかと、目の前に婚約者がいるのにも関わらず堂々と口説き間がないな質問をしたので、龍姫は今日が実家での仕事のシフトが入っていると明かしたので、武龍が笑顔でグッドサインをしながらティアも龍姫の実家の喫茶店の手伝いもといアルバイトをしてみたらどうかと薦めたのである。
ティアは表面上では恥ずかしいと言ったのだが、龍姫達には、本心のコスプレに興味があることを見抜かれていたので、エステルが何事も経験だと言い強引に喫茶店「葵屋」の従業員しか入れない入り口から入って行ったのである。
残ったメンバー全員が一般口から店内に入って行ったのであった。
「ティアはこれを着ればいいわ」
「ありがとうございます(よかった、龍姫と同じタイプの服で)」
「下はスカートだけど」
「そこは気にしないわよ」
喫茶店の制服に着替えることになった龍姫達は、龍姫はいつもの黒のウェーター姿に着替えており、ティアには、黒と白のロングスカートの露出が少ないエステルと同じ物を貰ったのである。
ティアはほっとした様子で早速もらった制服の袖を通したのである。
「どうかしら?」
「似合ってるです(>_<)」
「これで、髪を結った方がいいよ」
「ありがとう」
「準備出来たらホールに行くよ‼」
いつティアのサイズを計ったのかわからないが、もらった制服は見事ティアの体型に合わせていたのである。
無事に制服を着れたティアにヘアゴムを渡した龍姫は先にホールに出て行ったのであった。
「アッシュ、どれにしましょうか?」
「ナタリアの好きにすればいい、金はあっち持ちだしな」
「オレが持つのかよ(゚Д゚)ノ‼」
「この前の報酬があるだろう(/・ω・)/‼」
「注文いいでしょうか?」
「はい、どうぞ‼」
どうやら今日はナタリアが、ルークの双子の弟のアッシュを引き連れて喫茶店「葵屋」のメニューを開いて品定めをしていたのである。
アッシュがルークが支払いを持ってくれると言い出したので、ルークはたまらず突っ込んで、ロイドがこの前の報酬があるだろうと言ったのである。
そして、龍姫が注文を取りに向かったのであった。
喫茶店の制服はごちうさをイメージしてくれればよろしかと