超次元kurosu   作:天龍神

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学食での一コマ

午前の授業が終わった茶熊学園メンバーは各自でお昼を取っており、龍美達は自作のお弁当を持ち寄っていたのであった。

 

もちろん茶熊学園の食堂「サーモンテラス」の食堂のおばちゃんにして、機械技師であるグリーズは太陽と月華がシャルロットの転生者であることに薄々気が付ていたが敢て言わなく、そして、側にボクっ子英霊、ランスロットがいることも気が付いていたのであった。

 

息子のテツヤと同年代の太陽と月華と歳の差の垣根を超えて話に花を咲かせていたのである。

 

話の中で、義母にして、元エースオブエースまたある時は、白き魔王にして、現在は黒龍魔王にして、育児休暇中の義母、なのはが、自身の弟か、妹を、身籠っていることをグリーズに話した太陽と月華はグリーズに笑顔で喜ばれたのである。

 

「無事に、産まれてきてからにしてよ」

 

「そうだったね、ちゃんと弟か、妹の面倒は見るんだよ」

 

「もう、妹いるし~」

 

「そうだったね」

 

太陽と月華は、龍美達に一応、料理などは教わっていたのだが、今回は急な転入だったので、お弁当を作り損ねたので、叔母の龍月が預かっていた自身の所持金の中から昼食代だけ渡されて、食堂でいつも頼んでいる定食を食べていたのであった。

 

「ベル、掛け過ぎだよ(/・ω・)/‼」

 

「そうなの?」

 

「ベル様・・・」

 

「シズク、お願いだから、普通に呼んで」

 

「人間の習慣が、そう変わる訳がないからな~」

 

「ねぇ、龍美ちゃん」

 

「うん、あの左腕が原因なんだけど、明さんがベルの左腕を作成しているって」

 

時同じくして、食堂できつねうどんにテーブルに置かれていた七味の瓶の蓋を開けてまではよかったのだが、ベルベットは何を思ったのか、更に、七味の網目の蓋まで取って、中の七味を全部、きつねうどんにぶちまけてしまい、真っ赤なきつねうどんに変貌しているのにも関わらず、顔色一つ変えずに黙々と、ギブスを巻かれていない利き手の右手に持っている箸でつかんで食べていたのである。

 

その様子を見ていた、シズクは注意して、流石の大食いの綾瀬でも言葉を失ってしまったのである。

 

龍月は龍美にベルベットの味覚障害なのかと訊ねて、ベルベットの左腕が原因らしく、新しい左腕を現在作成中のことだと明かしたのであった。

 

スキット:修学旅行

 

綾瀬「龍美、修学旅行とはなんだ?」

 

龍美「精霊には、学校が無いんでしたね、修学旅行とは、学校のみんな一緒に旅行に行くことです」

 

ミュゼ「楽しみね!(^^)!」

 

カロル「ボク達は、毎日、してるけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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