都立来禅高校に見学しに来ていたシングとコハクは時間を置いてくることにし、リオンは超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌの街でコスプレイヤー扱いされていた所を仕事帰りの瑠美奈に助けられて教会で保護されてしまったのであった。
「この世界の住民はどう言う教育を受けているんだ‼」
「まぁ、この世界はマグナスが住んでいる世界とは違うからな」
「まぁまぁ、坊ちゃん落ち着いて‼」
「あお帰り‼ マグナス、聞いたよ、アスナのコスプレしていると思われていたって」
「貴様もか‼」
教会に保護されたリオンは現在教会の客間に通されて瑠美奈から湯呑を受け取ってテーブルの上に置きソファーに座って龍美が来るのを待っていたのである。
そして龍美が客間に入って来て、リオンが街でコスプレしていると勘違いされていたことを悪気はないのだが、余程気にしていたようで、腰にぶら下げてるアームガードが逆についているサーベル型のソーディアン「シャルティエ」を抜刀してしまったのである。
「これがソーディアン、シャルティエさん、しゃべっていいよ、ボクと瑠美奈に聞こえてないと思った?」
「何‼」
「どうやら、この二人はソーディアンの素質があるようです」
「と言うことは、龍姫達もか」
「龍姫達も言ってないけど聞こえてるよ」
流石としか言えない洞察力に度肝を抜かれてしまったリオンとシャルティエはそのままの状態で話をすることになったのであった。
龍女神である流星の絆のメンバー全員がソーディアンの素質を持っていることにリオンとシャルティエはどうすることも出来ずに話をするしかなかったのである。
「悪いがシャルはボクのソーディアンだ‼」
「うん、ボクには龍姫がくれた天羽々斬と銀龍があるからいらない」
「坊ちゃん、流星の絆の皆さんは二刀流が標準装備なんすかね」
「そうだろうな・・・」
リオンはシャルティエは自分のソーディアンだと述べたら、龍美は相変わらずの表情で自身の愛刀二振りの日本刀を実体化させてリオンの目の前に見せたのである。
シャルティエは龍姫達が基本が二刀流と言うことにリオンに同意を求めてリオンも同意したのであった。
「世話になった」
「それじゃあ、みんなの所に戻りましょう」
「また来てね‼」
「絡まれるなよ‼」
リオンはフラクシナスで待っているアドリビトムのメンバーの下に戻ることにして、龍美達に礼を言って、転送していったのであった。
龍美と瑠美奈は見送った後、教会に戻ったのであった。