茶熊学園に転入生としてやってきた太陽と月華、そして綺凛と沙夜に先に席に着くように先に行かせたのである。
このまま何もないはずがなく、
「(いいこと思いついちった(*^▽^*))」
「おい、あいつ、何か企んでるぞ(´・ω・`)」
「このまま何もないのも味気ないですし(*^▽^*)」
「大龍ちゃんが知ったら飛んできそうだよね!(^^)!」
「何、この空気・・・」
太陽と月華は何か悪巧みを思いついたようで、それに気付いた龍美達はこのまま何もない転入生出迎えは面白くないと思っていたのである。
そんなことを企まなくても、綺凛は期待に添える形で、
「退いて(>_<)‼」
「えぇぇっぇ、ボク~(>_<)‼」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「沙夜、銃を終いなさい(/・ω・)/」
戦闘時以外の綺凛は普通の女の子と言うより、おっこちょいらしくらしく、勢い余って、ヨシュア目掛けてどっこけてしまったのである。
ヨシュアの双子の妹のミレイユが近寄り回復魔法の準備をしていたのだが、一触即発の空気が流れており、沙夜は二丁拳銃を構え出して、カスミが止めていたのである。
埃が舞い上がって、収まったのだが、
「むにゅ‼ なんだ、この柔らかい物は・・・・」
「リィン、お仲間できたみたいね」
「やめてくれ・・・」
「うえ~ん( ノД`)シクシク…」
「ヨシュア美少年‼ ポジション変わって‼」
「ボクと変わって」
「くれないか?」
「誰か‼ どうにかしてくれΣ(゚Д゚)‼」
やはりお約束のあの定番の、ヨシュアが押し倒される形で、綺凛が覆いかぶさってしまい、ヨシュアが綺凛の胸を鷲掴みにしてしまうと言うラッキースケベイベントが発生してしまったのであった。
その光景と同じことをやらかしたリィンにアリサ(閃)が茶化して、何処で見ていたのかタイミングを見計らったかのように、レイヴンに、大龍がすっ飛んできたのである。
カズノコ組の担任生徒のクライヴ一人では収拾が付かない状況になってしまったのであった。
そして、綺凛は泣き出してしまい、レイヴンはいつの間にか修得していたアーマーバリアーまで展開するほどの対リタ用の準備で興奮していたのである。
大龍に至っては、先ほどの落ち込みようから、一変、此方も、いつ攻撃を受けてもいいように、アーマーバリアに、元の結界と言う三段構えの準備をしていたのである。
「ヨシュア・・・くんの・・・」
「え、ちょっと、ボクは悪くな~いΣ(゚Д゚)」
「エッチ‼ スケベ‼ 変態‼ (´Д⊂グスン‼」
「ギャァァぁぁ~Σ(゚Д゚)」
「おおお、お兄ちゃん、しっかりしてΣ(゚Д゚)‼」
「ヨシュア、君の犠牲は無駄にしない」
「勝手に殺さないでくださいΣ(゚Д゚)‼」
ヨシュアに不可抗力とはいえ、胸を鷲掴みにされてしまった綺凛は、泣きながら鉄拳をヨシュアの顔面に叩き込んでヨシュアは教室の後ろの壁に叩きつけられたのだが、幸いにも、魔龍のDNAを埋め込まれたことによる肉体強化が自動的に発動したので、掠り傷程度で済んだのだが、レイヴンが畏まって、勝手にヨシュアを殺し出したので、ヨシュアがミレイユに回復されながら突っ込んだのであった。