太陽と月華姉妹と綺凛と沙夜が時同じくして茶熊学園に転入生として門を潜り、カズノコ組に揃いも揃って配属されたのであった。
「何故、イクラ組に二組に分けて転入生を配属するべきだ‼」
「ゲオルグ、うるさい‼」
「ばちゃ~ん‼」
「消火完了‼」
「流石、精霊の王ね」
「そして」
「綾瀬、ここは教室よ‼ やるんだったら、外で思いっきりやりなさい‼」
イクラ組では転入生の配属先がカズノコ組に一括されていたことにゲオルグが異論を掲げ出した上に絶叫したので、綾瀬が、水の精霊、ウンディーネを呼び出し、ゲオルグの激昂を鎮めたのであった。
その様子を見ていたハルカは呆れて、ツキミは和菓子のレシピを恋龍と話しており、大龍に至っては、自分のクラスに転入生が来なかったことにひどく落ち込んで机に倒れ込んしまったのである。
ミュゼは綾瀬に注意しながら、ゲオルグにお仕置きするなら、外でするようにと逆に折檻を薦めていたのである。
「そろそろ、だね」
「そうか、あいつら、茶熊学園に」
「大丈夫、お姉ちゃん達いるし」
同時刻、都立来禅高校の龍姫達は、太陽達が茶熊学園に転入生として戻っている頃だと思っていたのである。
星龍は歳が近いので、叔母と言うより、姉妹のような立場で嬉しそうに話していたのであった。
「それでは、入って来てくれ‼」
「え、嘘でしょ?」
「では、黒板に名前を書いてくれ」
「今日から、このクラスで一緒に学ぶことになりました、獅子神太陽です」
「同じく、獅子神月華です」
「アスタリスクから来ました、刀藤綺凛です」
「同じく、アスタリスクから来た、沙々宮沙夜、よろしく」
「それじゃ、席は・・・あそこだ」
「はい‼」
同時刻、茶熊学園に転入生の紹介が行って、担任生徒のクライヴが入ってくるように言い、教室の引き戸が開いて、入ってきたのであった。
そして、転生することを知っていた龍美達は入ってきた双子がシャルロットだと気が付いていたのだが、来ていた制服が男子制服で、胸の膨らみを、ガーゴイル討伐戦で共闘した、女でありながら男として在籍するために、センスエナジーと言うもので偽造していたことを龍美達が見抜いていたので、その時にセンスエナジーと言う特殊な魔力の使い方を教わったので、見返りに、変身魔術を龍美が伝授したことで、太陽と月華は、ぱっと見て中性的な男子生徒にしか見えてないのである。
黒板に名前を書いて自己紹介を行って、クライヴが席に座るように指示したのであった。