龍華は見事セフィロスでありノワールである存在に希望の紋章を覚醒させて打ち勝ったのである。
「龍華ちゃん‼」
「オレ達、スゴイ物を見ちまったんだな」
「楽しませたもらったよ」
「おほほ、まだまだ、これからじゃ」
「爺さん、少しくらい褒めてやれよ」
「あははは(*^^*)、いつものフラクシナスだな」
フラクシナスで待機していたメンバー全員が龍華の勝利に敬意を払い、歓喜に湧いていたのである。
「みんな、セフィロスの様子が変だよ‼」
「‼」
フラクシナス内で歓喜に湧いていたメンバーに、モニターを見ていた、オペレーションルームのオペレータ達に言われて、モニターを見ることにしたのである。
なんと、
「う」
「嘘だろ、あいつ」
先ほどセフィロスでありノワールである存在になっていたカタリアが元の姿に戻り、いつの間にか龍華が弾き飛ばして紛失した日本刀を手に立ち上がったのである。
それを見たフラクシナスで待機していたメンバー全員が驚きを隠せないでいたのである。
「あう、お姉ちゃん・・・」
「カタリア・・・」
「雨?」
「頑張るのやめよ」
「お母さん・・・」
「頑張るのやめよう・・・」
「あいつ、逝っちまったな」
「ああ、また、セフィロスとして復活するかもな」
カタリアが日本刀を持って龍華に斬りかかってきたが、倒れ込んでしまい、龍華が受け止めて、声が聞こえてきた瞬間、カタリアは粒子となって、元素なって逝ってしまったのである。
だが、またセフィロスが復活する日が来るのはいずれ来るであろうと心にしまった一行であった。
「どきゅ~ン‼」
「おい‼」
「ウッ」
「お姉ちゃん、遊ぼう・・・」
「はぁぁぁぁ‼ 白鬼塵‼」
「ドカ~ン‼」
「龍華~‼クラウドぉおおおΣ(゚Д゚)‼」
狐の嫁入りなのか晴れているのにも関わらず雨が降ってきたので、空を見上げていた龍華目掛けて、銃弾が飛んできたが、龍華はバスターソード型神機で斬り捨て、カリナとカテルが元素になりかけながら攻撃を放ってきたのである。
龍華はバスターソード型神機を上段に振りかぶって、兜割りに斬りつけた瞬間、爆発が起こり、フラクシナスで待機していたメンバー全員ならび光の球体で見ていた異世界の人々が驚きを隠せないでいたのである。
「行かないと‼」
「待つんだ‼」
「置いてくぞ‼」
「何ぼさっとしてんのよ、副会長‼」
龍華は爆発に巻き込まれどこかに飛ばされたことに気が付いた美龍飛達は、龍華が何処に飛ばされたかわかったらしく、その場所に向かうことになったのである。
「オレ達も行こう‼」
「ああ」
「織斑君達‼」
一夏達も行かないといけないと思ったらしく、教師達の目を盗んで、箒達共に抜け出して、美龍飛達の後を追いかけて行ったのである。
「う、此処は?」
「お帰りなさい」
「ただいま」
「あははあ(*^▽^*)‼」
「ほらよ」
「お帰りなさいませ」
カリナとカテルの攻撃で熾きた爆発で吹き飛んだ龍華は、次元空間を通過して、超神次元ゲイムギョウ界のラステイションの街はずれの古びた教会に落ちたようで、そこはミッドチルダの廃墟と化した教会と同じくあの泉が湧きでていたのである。
目を覚ました龍華は、周りに異世界の人々が集まっていることに驚きを隠せないでおり、美龍飛達に出迎えられて、ユーリとフレンに手を引かれ立ち上がったのであった。