龍華はザックスの亡霊と会話をしたことで、紋章が覚醒したのである。
その紋章は、ジュディス曰く、「希望」を表しているらしく、そして、龍華がセフィロスに大切じゃないのなんてないと言い切って、セフィロスの逆袈裟を受け止めて、弾き飛ばして、白い翼に包まれて、そして、金髪碧眼の龍巫女として覚醒したのである。
フラクシナスで待機していた茶熊学園メンバー及び龍姫達とは初対面全員が
「あの~」
「どうした?」
「龍華さんは」
「女性だったんですか?」
「今まで気が付いてなかったのかよ(/・ω・)/」
「と言うことは」
「オレ達、女です」
「「ナンダッテΣ(゚Д゚)‼」」
ローテーションでユーリに龍華が男ではなく女のであることを質問し始めた、女性陣は、ユーリの口から、龍華が女だと明かされて、現在放送されている異世界全土に、驚愕の声をお届けしてしまったのである。
「ロウリィ、知ってたか?」
「耀司、気が付かなかったの?」
「嘘でしょうΣ(゚Д゚)‼ あの子が‼」
「自分も驚きです‼」
もちろんのことながら、特地も絶賛好評放送中だったので、自衛隊基地でも、龍華が女であることに驚きを隠せないでいたようで、自衛隊員達も大騒ぎになっていたのである。
特に、伊丹達の周りが一番騒いでいたのである。
「飛ばして行きますか‼ 凍牙‼ 衝裂破‼ 舞い上がれ、光翔戦滅陣・旋迅‼」
希望の紋章を覚醒させた龍華はオーバーリミッツLv3を発動し、バスターソード型神機を振りかぶって、兜割りに斬りつけたがセフィロスに受け止められたのだが、一応、氷の破片で攻撃し、鎌鼬で攻撃したのである。
そして、
「お終いにしてあげる‼ 体は剣で出来ている
I am the bone of my sword.
血潮は鉄で心は硝子
Steel is my body,and fire is my blood.
幾たびの戦場を越えて不敗
I have created over a thousand blades.
ただ一度の敗走もなく、
Unaware of loss.
ただ一度の勝利もなし
Nor aware of gain.
担い手はここに独り
Withstood pain to create weapons,
剣の丘で鉄を鍛つ
waiting for one's arrival.
ならば我が生涯に意味は不要ず
I have no regrets.This is the only path.
この体は、
My whole life was
無限の剣で出来ていた
"unlimited blade works"
」
「アニキの剣が‼」
「これは、わたしが読んでいる本の」
「スゴイでござるΣ(゚Д゚)‼」
「やってくれるぜ」
龍華はユーリに一度だけ繰り出したあのバスターソード型神機を八振りの刀剣に分離させて、飛び回りながら斬りつけて、最後は兜割りにする秘奥義に、希望の紋章を覚醒したことで修得した能力で、自身の記憶にある、刀剣類を投影し始めて、結界を張ったのである。
「これが、わたしの全力全壊‼
「シングの秘奥義みたい」
「そうだね」
龍華は結界を張った瞬間にセフィロスをバインドして見動きを取れない状況に追い込み、
「思い出の中でじっとしていて‼」
「わたしは思い出にはならない(わ)」
着地し、手を伸ばして、バスターソード型神機を掴み、思い出の中でじっとしてくれとセフィロスに言い放ったが、やはりまたセフィロスは復活することを暗示させるためか、わたしは思い出にはならないと言ったのであった。