超次元kurosu   作:天龍神

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おまえへの贈り物

ジェノバ細胞を使い龍華のバスターソード型神機による兜割りをいとも簡単に受け止めたのは、あの八尺はあるだろう長さの野太刀が出現し、カタリアの銀髪が伸びて、龍華に向かって、久しぶりだと、セフィロスであり、ゲイムギョウ界の黒の女神の思念体、「ノワール」である存在が復活したのであった。

 

「うわっ‼」

 

「残念だ」

 

「さっきから、何が望みだ‼」

 

「わたしは(ね)、またゲイムギョウ界の頂点に立って」

 

「世界をどうする気だ‼」

 

「もう、お姉ちゃんって呼んでくれないのね? おまえ(あなた)次第だ(よ)」

 

刃を交えながらセフィロスであり、ノワールである存在と対話を始めた龍華は此処で負けるわけにはいかないのである。

 

そして、もう目の前の人物から姉と呼んでくれないことを悔しがっていたノワールの人格である。

 

「さっき、お姉ちゃんって」

 

「そうか、知らない奴に説明しないとな」

 

「龍華、いや」

 

「ボク達の昔の名は、「ユニ」、ゲイムギョウ界の黒の女神候補生でした」

 

「おいおい、まさか‼」

 

「その通り、オレ達の昔の名前は、「ノワール」、黒の女神」

 

フラクシナスではゲイムギョウ界のことを知らないメンバー全員に、優華龍達が自分が以前、ゲイムギョウ界の黒の女神候補生「ユニ」と呼ばれていた存在だと明かして、そして、龍菜達も自分達がゲイムギョウ界の黒の女神「ノワール」と呼ばれた存在であると明かしたのである。

 

「そうだったのΣ(゚Д゚)‼」

 

「ああ」

 

「だが、こいつらは、オレ達の仲間だ‼」

 

一番驚いていたのは、黒の姫と呼ばれていたグローザに、ユーリは仲間だと言ったのである。

 

「勿論だぜ‼」

 

「ありがとう」

 

やはり此処に居るメンバー全員が目の前にいる龍菜達がノワールと言う「闇」に支配されただけだと受け入れたのである。

 

「ほう、おまえ(あなた)を強くした(かしら)? おまえ(あなた)への贈り物を考えていた(の)」

 

「おまえに言いたくないね‼」

 

「絶望を送ろうか(送りましょうか)?」

 

「コロシアムがΣ(゚Д゚)」

 

一方で今だに刃を交えていた龍華とセフィロスとノワールの思念体は、IS学園のコロシアムを舞台に物凄い攻防を繰り広げて、龍華がどんどん強くなって行くのを知りたがっていたセフィロスに、龍華は言いたくないと答えて、セフィロスはコロシアムの管制塔の目の前に立って、あろうことか、正宗で薙ぎ払って、管制塔を真っ二つにしてしまったのであった。

 

IS学園のメンバー全員が驚いていたのであった。

 

 

 

 

 

 


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