龍華は自分達に渦巻く因縁に終止符を討つべく、バスターソード型神機「閻龍」を正眼に構えて、カタリアが龍姫達が得物にしている二尺三寸の日本刀を逆手に左で抜刀し、龍華のバスターソード型神機による攻撃を受け止めたのである。
「魔神剣‼」
「これが・・・」
「ああ、オレ達が戦ってきた場所だ」
「ガクっ‼」
「エクセリア様‼」
「ソフィも‼」
「同じ名前・・・」
エクセリア&ソフィ「大丈夫です、離れてるのに」
「義兄さん‼」
「どうやら、この戦い、物凄い念能力を感じる」
龍華とカタリアはどちらも一歩も譲らない攻防を繰り広げており、その様子をラタトスクの戦艦「フラクシナス」のモニターで見ていたエクセリアとソフィがその場で膝を付いたのである。
どうやら、カタリアのソウルによって膝を付いたのである。
「く‼」
バスターソード型神機を弾き飛ばされたが、桜龍から受け継いだ日本刀「ニバンボシ」を抜刀し、バスターソード型神機が飛ばされた方向にバックステップで跳んで、逆上がりの要領でバスターソード型神機の柄で大車輪をしながらコロシアムの管制塔の壁に突き刺さっていたバスターソード型神機を抜き、ニバンボシを納刀し、そして、カタリアは持っていた日本刀を弾き飛ばして、カタリアを追い詰めたかに見たのだが、カタリアはジェノバ細胞が入っているアタッシュケースを放り投げたので、龍華が一刀両断にしたのだが、
「わたしのリユニオン、見せてあげる」
「白鬼塵‼」
そう、中に入っていたジェノバ細胞を使ってリユニオンを計ったのである。
龍華はリユニオンを許せば、またあの男が復活することに気づき、バスターソード型神機を上段に振りかぶって、カタリア目掛けて、兜割りで追撃したのだが、
「カキ~ン‼」
「久しぶりだな(ね)クラウド(ユニ)・・・」
「‼」
「嘘でしょ‼Σ(゚Д゚)‼」
「何が望みだ‼」
カタリアは両腕を掲げた瞬間あの、アーストの身長と同じ身の丈の日本刀が実体化し、そして、聞き覚えのある、あの男と女神の声で久しぶりだと言われた龍華は驚いたのである。
忘れもしない、銀髪の青き瞳の男、セフィロスに変身と思ったら、そう実姉に憑りついていた黒き女神「ノワール」になったする存在が復活してしまったのである。
龍華の兜割りをいとも簡単に受け止めたセフィロスはそのまま龍華を吹き飛ばしたのである。
セフィロスに吹き飛ばされた龍華は態勢を整えて、セフィロスであり、ノワールである存在に向かって、何が望みだと質問したのであった。