アスタリスクでのガーゴイルとの戦いを終えて束の間に警察特殊部隊に包囲されて、下手に手が出せないと言う状況に陥っていたのだが、メリオダス達はやる気満々だったが、刀藤綺凛の伯父の鋼一郎の悪行三昧及び、警察上層部の闇取引が全世界に絶賛好評放送されたことで、龍姫達を包囲していた警察は総崩れを起こしたのである。
「嘘だろ、オレ達が」
「観念するんだな」
「ふざけるな~‼」
「バ~ン‼」
「何やってんだΣ(゚Д゚)‼」
自分達が行ってきた行為が全てとは言えないが罪に手を染めていたことで自棄を起こしたのか、制服警官が携帯していたリボルバー式の小型銃をあろうことか、ユリスに向かって銃弾が放たれたのである。
だが、銃弾より速く動ける者が此処に居ることを、
「キ~ン‼」
「え?」
「大丈夫?」
「何が?」
「もう、アンタってのは‼ 剣士なら少し周りを見なさい‼」
「ユリス、この方が、銃弾を真っ二つしてくれたおかげで、怪我しないですんだのよ」
「ありがとう‼」
そう何を隠そう、インテリジェントデバイス「イルミナル」だけだが、これでも「バルディッシュ」なしでも、瞬間移動は簡単で、ユリスと銃弾の間に割って入って、日本刀で、寸分狂わずに、狂気に走った制服警官が放った銃弾は真っ二つになって、誰もいない場所に落ち、金髪の女子学生がハンカチを被せて、これがユリスに向かって飛んできたことを説明し、リタも注意していたのである。
「ふざけるな‼」
「バ~ン‼」
「え‼」
「流石」
「ちゃんと、拳銃当てたわよ」
「どこから撃ってんだよΣ(゚Д゚)‼」
「こう見えて、スナイパーでもあるのよ(^_-)-☆」
今度は鋼一郎が拳銃を発砲しようと構えた瞬間、どこからともなく拳銃だけ撃ち抜き、拳銃は地面に落ちて、恋龍が踏みつけて破壊し、スクリーンが出現して、なんと次元の壁さえ超えて、元特殊アンドロイドにして兵器、今は完全な人間の肉体に龍神の力を宿すリゲルことあづみがオールレンジ能力を使って、ビームライフルで撃ち落としたのである。
アドリビトム組のツッコミの大合唱が行われたのであった。
「わたしは悪くな~いΣ(゚Д゚)‼」
「恥ずかしいですね、いい加減に認めたらどうです川□_ゝ□)☆」
「ジェイド、真顔でも怖いからやめてやれ(/・ω・)/‼」
刀藤鋼一郎は自分が拳銃を発砲しようとしていたのにも関わらず、自分は悪くないと言い出したので、ジェイドが近づいたのだが、余計怯え出したのである。
「何をする‼」
龍姫&綺凛「地獄の閻魔さんにでも聞くといいです<`~´>‼」
「ふぎゃぁぁっぁぁ(゚Д゚)ノ‼」
「認めたら、痛い思いをしなくて済んだものを川□_ゝ□)」
何も事もなかったかのように振る舞い出した刀藤鋼一郎に、龍姫と綺凛が日本刀を返して峰打ちで吹っ飛ばしたのであった。