ガーゴイルの破壊光線を一度、阻止し、ガーゴイルがもう一度、破壊光線を放つためにチャージを開始したのである。
「ユーリ‼ 行ってください‼」
「スコール‼ 届いて‼」
「お願い‼」
「綾瀬‼ 行って‼」
「お待たせ~‼」
「行け・・・」
「しっかりせんかい‼」
そして、エステルもあの飛行島で手に入れた剣で背中に光の翼を宿して、ユーリを上に放り上げて、リノアも光の翼を宿して、スコールを上に放り投げて、アイリスも翼の杖で光の翼を宿して、上へと赤髪の少年を放り投げて、ジュードも翼籠手とタイラントナックルを合体させた武器で光の翼を宿して、上に放り投げて、そこに、龍美達がバトンを繋いだのである。
「終わらせるよ‼」
「フレン‼」
「はぁっぁぁ‼ 光龍‼ 滅牙槍‼」
「どか~ん‼」
なんと建設中のビルの最上階で白銀の鎧を身に纏った金髪碧眼のあの男、そうユーリの幼馴染みにしてテルカ・リュミレース騎士団、現団長のフレンが秘奥義を放ち、光の龍がガーゴイルを攻撃し、また破壊光線を放つのを阻止し、
「はぁぁっぁ‼」
「え~い‼」
「うぉおぉぉ‼」
「よっしゃ‼」
「ガーゴイルを倒した‼」
そして、みんなが繋いだバトンを受け取っていたユーリ達はガーゴイルの肉体に刃を突き立てて、そのまま突き刺し、ガーゴイルの体を走り、切り裂いたのである。
同じく、龍華と美龍飛も刃をガーゴイルに突き刺し切り裂いたのであった。
ガーゴイルは元のマナに戻って行ったのであった。
一方でカタリアとご対面を果たしていたクロノの所は、
「楽しいな、クロノさん、今度は、何を呼んでほしい ‼」
「‼ お母さん‼」
「気づくのが遅かったね」
カタリアがガーゴイルを召喚して、倒されているの観てはしゃいでいるのを見て、クロノはもう隠す必要がなくなったので、龍華が持っていると嘘を言って、カタリア達が探していた、あのジェノバの細胞が入っているケースを実体化させて、十三階の高さから落としたのである。
それを追いかけるようにカタリアもそこから飛び降りて行ったので、クロノもバリアジャケットを装着して追いかけることにしたのである。
「わかった、来い‼」
「ぐぉおおお‼」
「黒いドラゴン‼」
「ごめんなさい‼ オレ、先に行きます‼」
「ああ、こっちは、こいつらを相手しなきゃ何ねからな‼」
「包囲されている、無駄な抵抗を辞めて‼」
龍華はカタリアがジェノバ細胞が入ったケースを手に入れたと言うので、後を追うために、敢て、龍華はバスターソード型神機を背負って、天に腕を伸ばして、空間から漆黒の翼竜を召喚し、カタリアの後を追うことにしたのだが、ユーリ達はアスタリスクの警察と一戦交えることになってしまったのであった。