巨大なガーゴイルは一気にかたを付けるべく、空高く舞い上がって行ったのである。
それを追いかけることにした、ユーリと綾瀬とスコールと赤髪の少年は力強く鉄骨の足場を蹴って上に跳んで、仲間達によるリレーが行われたのである。
もちろん、それに応じて龍神並びにバリアジャケットを装着している者達もガーゴイルの攻撃並びに討伐に空を目指したのである。
「うふん‼ はぁぁ‼」
「ジュディス‼」
「ごめんなさい、これはこの槍の能力よ」
「そう言えば、槍も同じ武能のやつあったね」
「行きなさい‼」
「行ってください‼」
「行け‼」
ジュディスが空中に飛んで、愛槍「ブリューナク」とエクルの自然に抜け落ちた羽根で作った槍が合体して出来た槍で、背中から光の翼を出現させて、一定時間だけ、空を飛ぶ能力を得たので、そのままユーリを槍の柄ではね上げて、赤髪の少年は、アンドロイドの少女、ハーティが得物の街灯ではね上げて、キスティスが鞭でスコールを上にはね上げたのである。
アーストも野太刀の峰で綾瀬を上へと跳ね上げたのである。
「もう‼」
「のわ~‼」
「ほらよ‼」
「みなさん、お願いしましたよ」
「おう‼」
「やったんだぞ‼」
「わぉお~‼」
まだまだ、ガーゴイルは上へと飛んで行き、まだ止まる気配がなく、リタがユーリをお得意の魔術でぶっ飛ばして、スコールはゼルに上へと放り投げられて、赤髪の少年はウサギの獣人の武闘家でもある、ナビィは赤髪の少年w上へと持ち上げて放り投げ、ユーリは相棒の青い犬、ラピードに上に放り投げられて、綾瀬は一応、風の魔術で浮いて、ローエンが全員分の風の魔術で作り上げた紙飛行機を浮かせて、それを足場にガーゴイルを追いかけて行ったのであった。
「ごごごご・・・」
「まさか‼」
「露と」
「消えてもらいましょうか‼」
「‼」
「何を驚いておらっしゃいますか、ユーリ殿」
「我らも」
「駆けつけて来てやったぞ‼ ユーリ‼」
「綾瀬さん‼ 行ってください‼」
「吠えろ‼」
「お兄ちゃん‼」
そしてついにガーゴイルが破壊光線の準備の動作をし始めた瞬間、そこに、なんと茶熊学園のメンバー全員が駆けつけてくれたのである。
ガーゴイルの破壊光線を間一髪、イサミとシズクが斬撃と矢を放って止めた、足止めに、一斉に攻撃を仕掛けて、カグツチに跨ったゲオルグと、ラピュセルに跨った、エクセリアが、斧槍で、上へと押し上げたのである。
「行ってくださいでござる‼」
「頼んだよ、義兄さん‼」
「此処は、アタシに任せなさい‼」
「これは良い話のネタになる‼」
クライヴ達も合流を果たし、地上は任せろと言って、ガーゴイル討伐へと向かったのである。