アスタリスクの街中の高層ビルの建設現場で巨大なガーゴイルとの戦闘を強いられていた面々は、ガーゴイルの強靭な肉体を持ち、それを覆うように、白銀の外皮によって、並大抵の攻撃が通用しなかったのであった。
もちろん、
「はぁぁぁ‼」
「ディアンヌの攻撃受けたら、一溜りもないだろな」
「ぐぉおおお‼」
「あの巨人の攻撃を受けてもピンピンし手やがるのかよ(゚Д゚)ノ‼」
「これならどう? フレイムドラゴン‼」
「ごぉおお‼」
「魔術も効かない‼」
メリオダスの仲間の巨人族のディアンヌが巨大化し、鉄拳をガーゴイルにお見舞いしたのだが、これまた、傷一つ付かずに、また、暴れ出したのである。
「カキーン‼」
「何‼」
「大丈夫か‼」
「大丈夫です‼」
このままほって置いたら被害が拡大することは明白で、結界が一応張ってあるが、いつまで持つかわからない以上は攻撃を辞めるわけにはいかなかったのである。
龍華がバスターソード型神機の峰側から、片刃剣とバスターソードに分解して、二刀流でガーゴイルに斬りこんで行ったが、ガーゴイルが口で龍華の二刀流による攻撃を受け止めて、そのまま放り投げられてしまったが、龍華は受け身を取って、態勢を整えたのである。
「美龍飛‼」
「わたしのインテリジェントデバイスが」
「こっちもだ」
「わたしの力が必要なんですね‼ 受け取ってください‼」
美龍飛達「はい‼」
堅い鎧殻の隙間を狙って攻撃を仕掛けているが、ガーゴイルも素直に急所に攻撃を受けるほど馬鹿ではないようで、全て受け止めるか、避けられてしまっていた矢先に、ZXモフォームのバリアジャケットを装着していた美龍飛達のインテリジェントデバイスと、エステルの武醒魔導器が共鳴反応で光り出したので、エステルは美龍飛達に向かって、自分の武醒魔導器を向けて、光を飛ばしたのである。
そして、美龍飛達全員が光に包まれて、そして、
「これがボクの新しい力、って、みんな、金髪になってる(゚Д゚)ノ‼」
「その前に、武装が、フレンだよな(=゚ω゚)ノ」
「フレンって誰だよ(゚Д゚)ノ‼」
「そんな話は後‼」
「カッコイイです(/・ω・)/‼ 綺麗です(*^▽^*)‼」
「これは、好機だ‼」
光が収まって、美龍飛達のバリアジャケットが、レナスの鎧とフレンの鎧を合体させた物を装着し、で顔をフルフェイスで隠し、薄紫色の髪だったのが、金髪に変わって、全体的に白銀に纏まった、ヴァルキリーのような姿に変化し、一人称が、「わたし」から「ボク」に変わっていたのであった。