星也が自分の意志で龍姫達の通っている学校に通うことを決めたので、カノンノ四天王と星也はすぐに来禅高校の制服を用意してもらうために龍美達に相談したのであった。
「なんだ、いいよ、そんなのことはお安い御用‼」
「転入手続きには最低でも二日かかるから、それでまではアドリビトムのお仕事頑張ってね‼」
「頼んでみて正解だったね」
「よかったですね、クリス」
「うん‼」
流石、鳴流神兄妹の長女なだけはあるようで頼んですぐにカノンノ四天王と星也の都立来禅高校の制服を用意すると言って通信を切ったのであった。
カノンノ四天王は龍美の仕事の速さに驚いていたのであった。
手続きにかかる二日間はアドリビトムに寄せられた依頼を片付けることにしたのであった。
「ゲイムギョウ界のエンシェントドラゴンを一体討伐の依頼が来てるわ」
「ゲイムギョウ界ってミントとフィリアが行ったあの世界だっけ」
「それと凛々の明星もその世界に行っている世界らしいんだけど、もちろん龍美達の誰かが同行してくれる手筈になってるわ‼」
「だったら、ボクと星也が行きます‼」
「それじゃ、お願いね」
アンジェはアドリビトムに寄せられている依頼に超神次元ゲイムギョウ界に赴いてエンシェントドラゴン一体討伐依頼が寄せられており、その依頼を星也とクリスが現地で龍美達の誰かと一緒に討伐する依頼を受理して、
「行ってきます‼」
「気を付けていって来い‼」
「はい‼」
「ゲイムギョウ界か」
「いずれ行かないといけないからな」
エンシェントドラゴンの討伐依頼を受けた星也とクリスはフラクシナスの転送装置「テレプール」から超神次元ゲイムギョウ界に向かったのであった。
アンジェとイアとグラスバレーは見送って、アンジールは気を付けていくようにと言い、転送ルームを後にしたのであった。
「星也達がエンシェントドラゴン討伐に一緒に行くことになったのか」
「はい、ルドガーさん」
「それじゃあ、行こう‼」
「はい‼」
次元武偵の資格を得てからの初めての依頼で同行してくれることになったのはプラネテューヌ次元エージェントで骸殻と言う鎧のような物を身に纏って戦え、得物は「双剣」「二丁拳銃」「ハンマー」と言う戦闘方法を編み出したルドガー・ウィル・クルスニクが同行することになったのであった。
星也とクリスは頼もしい同行者と共にエンシェントドラゴンがいるあの洞窟に向かったのであった。
その洞窟は初めて龍姫が真龍婭が守護女神の影響で元の人格を失っていたころに初めて出会った場所でもあるのだから。