シャルロットの怒涛の快進撃が始まった頃、大いなる獣と呼ばれていた「闘争の神獣 プロエリウム」との第二戦目を行っていた龍姫達は問題なく、息があった連携を取っていたのである。
スコールも龍姫達とは数えるほどしか、一緒に戦ったことがなかったのだが、リノア達が結界の外にいるのだが、流石傭兵と言ったところで、難なく、ガンブレードで連携を取っていたのであった。
「なぁ、スコール‼ おまえの剣、見せてくれ‼」
「ガイ‼ 後にしろ‼」
「爆砕斬‼ 翔月双閃‼」
「剣でも、鎌でも、やることは、相変わらずの威力だな‼ 蒼破‼」
「崩襲脚‼」
「バリ~ン‼」
「良し、角が折れた‼」
「次で最後か、気が抜けねぇ‼」
ガイが機械好きなので、スコールのガンブレードに興味を示していたので、ルークが注意し、龍姫が斧形態で地面を叩きつけて、流れるように鎌に変形し、プロエリウムの角に攻撃を加えて、ルークとユーリも拳と蹴りで、ブラッドも神機のような巨大な武器で応戦していた甲斐あって、見事、プロエリウムの角を破壊することが出来たのであった。
そして、いよいよ、最後の第三戦目に突入したのである。
「なるほど、今度はあの石で、ボク達の魔力を削るつもりなんだろうね」
「龍姫、ぶっ壊せねぇか?」
「お安い御用で、2~3秒、稼いでもらえますか?」
「わかった‼」
「早くしろよ‼」
「ルーク、超振動の準備は出来てるよな?」
「いつでも超振動はやれるぜ‼」
「ぐぉおお‼」
「敵さんも待ってくれないようね‼」
プロエリウムの角の破壊に成功したが、今度は相手の魔力及び妖力、譜素、マナを削り取る魔石が設置された状態での第三形態「調停の神竜獣 ヤーヌス」との最後の戦いが始まったのであった。
龍姫は魔石が魔術で破壊可能なことに気づき、ユーリ達に魔術の詠唱の時間稼ぎを頼み、とある魔術の詠唱に入ったので、残ったメンバー全員で龍姫の魔術の詠唱の時間稼ぎを行うことになったのである。
「おら‼」
「力が溢れる‼」
「魔神拳‼」
「はぁぁ‼」
「裁きの時‼ 来たり‼ 虚空の彼方‼」
「全員、下がれ‼」
「ああ‼」
「エクセキューション‼」
龍姫が魔術の詠唱に入った瞬間、残ったメンバー全員でヤーヌスとの戦いに挑み、魔石の覇道に注意しながら攻撃をし、詠唱の時間稼ぎを行って、龍姫が魔術の詠唱が完了したので、前衛は全員退避し、龍姫の魔術が発動し、闇の波動がヤーヌスごと魔石を破壊したのであった。
「ルーク‼」
「調子に乗んな‼ うぉおおおお‼ これで喰らえ‼」
「塵になったのΣ(゚Д゚)‼」
龍姫がルークに指示を出し、ルークはオーバーリミッツを発動し、ヤーヌスに接近し、超振動を発動し、ヤーヌスは再生が不可能なほどに塵と化したのであった。